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青ブタ 11話 感想&考察!咲太の優しさとかえでの一歩【青春ブタ野郎アニメ】

第11話「かえでクエスト」

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ーかえでは、かえでは外に出られたのが嬉しいんです…!(かえで

 

いやー、月並みな言葉ですが面白いです(毎回言ってる)。麻衣さん正妻すぎるし、これまでのキャラをさりげなく出演させるのが素晴らしすぎます。

というわけで、青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(青ブタ)第11話「かえでクエスト」の感想と考察になります。11話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!

(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)

青ブタ 11話のあらすじ・ネタバレ

麻衣は咲太と交際をしている旨の会見発表をします。麻衣との仲も深まり…と思いきや、”翔子さん”から「明日会えないか」という手紙を受け取ります。

理央の機転で、麻衣も手紙の一件を知ることになります。麻衣は翔子に引っ掛かりを覚え、海に向かうように言います。更に、帰りの校門にはかえでの幼馴染の琴美が立っていました。

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琴美はかえでをいじめたグループの女子も不登校になった話をし、かえでに会いたいと告げますが、咲太は「多分戸惑う」と伝え断ります。

海岸に翔子も現れず、咲太と麻衣は梓川家に戻ります。かえでは「今年の目標」を咲太に発表し、最後の目標を”学校に行く”こととします。麻衣の助けもあり、かえでは電話に出られるまでに成長します。

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しかし、”頑張りすぎた”かえでは熱を出してしまいます。首筋には謎の痣が…。翌日、元気になったかえでは「外に出る作戦」を咲太に発表し、実行に移します。

「無理しなくていい」と言う咲太に「このままでいるのが怖い」とかえでは伝えます。咲太の助力も有り、外に出られたかえでは喜びから泣き崩れてしまいます。

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この日からかえでの行動範囲が広がっていきます。桜島姉妹と共に4人で海岸まで出かけた先で、琴美と遭遇します。かえでは不思議と琴美のことを覚えていません。

咲太は「かえでには記憶が無いんです」と告げました。

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以上です。

11話の感想と考察

衝撃的な締め方にただただ驚きました。かえでの記憶が無いことについては、自分の中に何となくの考察はあります。ただ、原作がある作品ということもあり、そこについてはあえて類推せずに書いていきたいと思います。

咲太と麻衣の優しさ

10話に続き、咲太の優しさが分かりやすく描かれていました。

10話では「ほどほどに頑張れ」とかえでに伝え、さっそくかえでは「今年の目標」リストを作り、実行に移します。

 

いかに、かえでが外の世界を恐れているかということは、Bパートの外に出るシーンを見れば分かります。それ以外にもAパートで翔子からの電話が来た際に、麻衣との談笑をやめてびくっとなっているシーンが印象的です。

そっと電話が見えないように、食卓へ顔を向けるかえで…。

そんなかえでを咲太はずっと見てきたはずで、彼女が恐れながらも電話を取れるようになっただけでも咲太にとっては大成長です。

 

そして、外に出るシーン。

歩み出す前はかえでに外出を辞めることも提案しますが、歩み出してかえでが弱音を吐いた際は、「辞めよう」と告げるのではなくそっと背中を押してあげます

本当にこのあたりの行動のバランスがイケメンブタ野郎過ぎてもう…!

かえでが「ダメです!」と言ったときには既に、外に立っていて。

だから、咲太はかえでの手をほどきあえて彼女を1人にさせました。-かえでが、1人で外に立った”証明”となるために。

 

麻衣は麻衣で超・正妻っぷりをいかんなく発揮していました。咲太のことを本当に信じていなければ、初恋の人と会ってくるなんて提案に首を縦に振りません。

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咲太といい、麻衣といい、それ以外のキャラといい、スポットが当たるキャラは「善意」が上手に描かれているように感じます。

それらがあるからこそ、「悪意」(かえでをいじめた生徒、麻衣をリークしたマスコミなど)が映えている一面もあるのではないでしょうか。

かえでの痣と傷

「記憶」の話は冒頭で記した通りノータッチとしますが、もう1つ気になる点は熱を出したかえでに再び現れた痣です。

かえでの外傷はLINEグループで悪口を書き込まれた際に、その悪口が傷となって現れたものという説明だったはずです(1話より)。

 

「善意」に囲まれていて、誰にも悪口を言われていないはずのかえでに何故再び痣が…?

ストレートに考えれば、熱にうなされている際に過去の記憶を夢として見たという解釈になりそうですが…。

痣ができている部位が手や足ではなく、首というのも気になる点です。

ところで、この外傷はかえでが「誹謗中傷を”認識”しないと起こらないもの」なのでしょうか

かえでが中傷を見ていないのに痣ができるのだとすれば、このタイミングでどこかでかえでを再び中傷する発言が出てきたとも考えられます。

琴美の勇気は、実はすごい

個人的に印象的だったのはかえでの幼馴染である琴美が咲太に接触してきたことです。

かえでをいじめたメンバーの「その後」を伝え、自分が何もできなかったことをかえでの兄の咲太に伝えます。

 

これってすごい勇気がいることだと思います。琴美自身が言っていたように「お前は見ていただけだろ!」とか「お前のせいで!」と言われる可能性だってあるわけです。

それでも、琴美は面と向かってかえでの状態を聞くべく、咲太に接触しました。

その場で助けなかった偽善者と言われてしまえばそこまでかもしれません。それでも、自分は一歩歩んだ琴美の行動の勇気はすごいものだと感じました。

翔子については少し考察してみる~「観測者」と「認識」がキー?

以前いただいたコメントによると、翔子編は来年上映予定の劇場版で見られるようです。楽しみすぎる…!

 

ほんの少しだけ翔子について考察してみます。

11話で気になったのは、海岸に麻衣が行ったのに”翔子さん”はいなかったということです。

電話をした翔子は手紙に覚えがないと言っていたので、”翔子さん”と”翔子”という存在が2人いるのは間違いなさそうです。

で、この場面。

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奥の方に生徒が1人いるんですよね…。これってもしかして。

 

青ブタでキーになっている用語として「観測者」「認識」というフレーズがあります。

奥の生徒が翔子だとすれば、観測者である咲太や麻衣はこの時点で翔子を認識できるための要素が欠けていたため、目撃できなかったのではないでしょうか。

どのような条件が必要なのか分かりませんが、”翔子さん”は「いるのに観測できない」初期の麻衣と似た状況なのかもしれません。

11話の「青ブタここが好演出」

演出というか何というか。自然にこれまでのヒロインたちを登場させる芸の細かさにはただただ脱帽です。

①やっぱりかわいい古賀朋絵

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「さん、のー、がー、はいっ!」

「先輩バリむかーーー!!」

 

自分としては”はいっ!”の部分の声が特にかわいかったです。東山さんGJです!

次々に現れる問題に対して、朋絵と理央の存在は咲太にとって”心の落ち着く場所”になっているような気がします。彼の言った「古賀と喋ってると元気でるな~」はきっと本心からの言葉です。

②開けた海の美しさ

かえでの外出を歓迎するようなこの海の綺麗さたるや…!

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外出しなければ見られなかった素敵な風景。家の中もいいけれど、外に目を向ける勇気を持ったかえでを目一杯褒めたたえるような素敵な海です。

アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(青ブタ)」11話感想まとめと12話に向けて

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というわけで、青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(青ブタ)11話の感想と考察でした。

良いところでぶった切って劇場版に繋げるのかと思うと、今から最終回は見たくない気分になります(笑)

上映日まで待てるのでしょうか…。延期で2020年上映とかやめてよ、本当に!

次回第12話は「醒めない夢の続きを生きている」です。それでは、この辺で。 

 

【追記:12話の感想、考察はこちらから!】

www.anime-kousatsu.com