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あかねさす少女 9話 感想&考察!黄昏の王は弟ではない”あの人物”?

第9話「そこに在る黄昏」

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ー黄昏の王を倒せば、他のフラグメントは救われる。さあ、行け!(アスカ

 

すごいよ、このアニメ。とんでもない瞬間に立ち会った気がします。ここまで見ていて、細部まで考察していて本当に良かったです。最高に面白い回でした。

というわけで、あかねさす少女第9話「そこに在る黄昏」の感想と考察になります。9話までのネタバレがありますので、未視聴の方はご注意を!

※当ブログでは元の世界の登場人物を漢字表記、フラグメント間を自在に移動する人物をカナ表記しています(シリアスカ=アスカ、エロ優=ユウとなります)。

あかねさす少女 9話のあらすじ・ネタバレ

明日架たちはアスカのフラグメントへ入り込みます。この世界では、10年前の黄昏の進出により優と奈々は飲み込まれたようです。優はこの世界に”偶然”訪れたユウと同一化し、楔になります。

10年前は、”アカネアンバー”というご神木に眠る力で世界の完全な黄昏化を防ぎました。アスカはアカネアンバーを守りつつ、クラッターから出る石を保管していました。

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この世界には「対黄昏部隊」が設置され、管理室で黄昏の侵食とアカネアンバーを見守っています。また、アスカはイコライザー化した3人にウォークマンを渡します。

ここ最近、アカネアンバーの濃度が高まり、黄昏の王の接近が疑われている状況です。優は地元の子供に連れられ明日架たちと合流しますが、不審な子供も一緒に…。

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アカネアンバーの濃度が上がり、いたずらをしたタクミを追いかけるうちに対黄昏部隊が次々に倒される状況を一同は目にします。犯人は不審なあの子供でした。

アカネアンバーを守るべく、奈々・みあ・クロエは必死に戦います。その隙に子供はご神木へ近づき、アカネアンバーを侵食し続けます。子供こそが「黄昏の王」でした。

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徐々に3人の態勢は不利になり、とうとうアスカが出撃します。アスカは王を追いつめますが、先にアカネアンバーが破壊されます。アスカは全ての終わりを悟ります。

崩壊する世界でアスカは明日架にタクミを託し、ラヂ研メンバーを元の世界に帰します。アスカは相討ち覚悟で王に立ち向かいます。彼女が最後に見た王の姿はーー。

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以上です。

9話の感想と考察

アスカが消えるときに語っていた言葉で泣きそうになったのは自分だけではない…ですよね?ちくわが出ないなんて、このアニメじゃないぜ…まったく。

バトルシーンも迫力満点、本当に言うことのないエピソードになっていたと思います。

「黄昏の王」を徹底解析~正体は本当に今日平なのか?

前回のほんわかAパートを見る限り、一気に話が動く予感はしていましたが、まさかここまでとは…。ずっと話題に挙がってきた黄昏の王も初登場しました。

さて、黄昏の王の正体です。一見すると明日架の弟である今日平のように感じられますが、どうなのでしょう。

9話内で映った王の姿と共に振り返ります。

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まずはちらっと映ったこちらの姿から。髪の色は黒です。対して、幼少期の今日平の姿は作中でもOPでも映っていたように栗毛色をしています。

髪の色、という観点でいえば今日平と決定づけることは難しそうです。

 

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続いて、戦闘中の黄昏の王の素顔です。ここが決定的です。

OPや9話の今日平の姿は暗く映っているため見えにくいですが、1話を見直すと今日平の目は茶色い目をしています。対して、この場面では目は赤っぽい色に見えます。

月日がたって成長することで、髪型が変わることはありますが目の色が変わるものでしょうか。考えにくいですよね。

 

では、この子供の正体は誰なのでしょう。黒髪で、赤っぽい目の持ち主。この作品に該当する人物は1人しか出てきていません。そう、土宮明日架です。

9話では回想という形でわざわざアスカの幼少期の姿を映しています。もちろん、成長することで今日平が姉の姿に似てきた…ということもあるでしょう。

しかし、今の状況を見る限り、この子供は明日架の幼少期の姿と考える方が自然です。

「黄昏の王」の目的と打開策

ここまでを踏まえた上で、更に「黄昏の王」について考察していきます。

もう1つ引っかかるのは、OPに登場している「黄昏の王」らしき少女の姿です。

この女の子の姿はやや釣り目です。今回映った王とも、明日架とも違うような…?(下の画像は明るさ調整等を施しています)

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釣り目といえば優なんですよね…。そもそも、9話の中で「パーカーを着ている少女=黄昏の王」であることの確証は取れていません(優がそう言っただけ)

アカネアンバーは確かに、子供の侵入と共に異常反応を示しましたが、例の子供と同時にユウも一緒に施設に入ってきていますよね。王が成長した姿であるユウに反応したと考えても辻褄は合います。

黄昏の王=幼少期の明日架、という案をさらにひねってみると黄昏の王=ユウの幼少期であり、今回登場した子供は黄昏の王の右腕(=幼少期の明日架)という説まで考えられそうです。

 

では、黄昏の王の目的は何でしょう。正直ここの考察は判断材料が少なすぎます。

唯一判明していることは、3話にてトモヤがアスカに「王については、お前が黄昏に飲み込まれるとき分かるだろう」的な発言をしていました。

①黄昏の王=幼・明日架だった場合

今日平を追い求めるために、世界を壊して回っている(自暴自棄?)
〇新しい世界を創造し、再び家族団らんの生活を求めている

 

②黄昏の王=幼・優だった場合

〇右腕の幼・明日架と過ごすための世界作り
「本物の」明日架を求めるべく、様々な世界を旅しては破壊している(今回映った子供は「本物の」明日架ではない?)

 

③黄昏の王=今日平だった場合

〇アニメによくあるラスボス的なアレ。

 

いきなり適当になった感がありますが(笑)、実際推理できる情報がほぼ0なので何を書いても想像になってしまいます。

いずれにしても、フラグメントを壊すことによる「新たな世界の創造」という面はあってもおかしくなさそうですが。

 

そして、黄昏に飲み込まれてしまったアスカを救うには、ラヂ研メンバーで王の元にたどり着いて、黄昏の王を倒すしか道は無さそうです。

あと行けるフラグメントはユウの世界ただ1つです。次回は黄昏に飲まれたアスカの回想から始まる可能性もありますが、楽しみです。

ユウが優の呼びかけに反応しなかった理由

都合の悪い場面でユウは優に言葉に反応しないことが多々ありました。

その最たるものが、戦闘シーンです。明日架が危険な状況にあるにも関わらず、ユウはイコライザー化することを拒みました。

ユウが戦闘を避ける理由への考察は8話の記事でも書いた通りです。

www.anime-kousatsu.com

 

8話の記事でこのように書きました。

ユウはまたしても、クラッターとの戦闘時には姿を消しました。

もちろん彼女が言うように、本当に「面倒くさい」という理由もありそうですが、ユウ自身がクラッターであるから…という可能性も考えておく必要がありそうです。

最初はユウに戦闘力が無いのかな?と思いましたが、アスカとやり合っていましたしね…。

 

ユウがクラッターだとすれば、ユウは直接戦うタイプではなく

クラッターを指揮統括し、思いのまま操る

能力を保持しているのかもしれません。黄昏の王の右腕的な。

あかねさす少女 7話・8話の感想&考察!アスカのフラグメントの不気味さ - アニメのおすすめなどを語るブログより)

 

この説明が、黄昏の王=ユウと仮定すると全て説明が付くんですよね…。

単にユウはクラッター寄りの人間である可能性もありますし、ひょっとするとそれよりも高い位置の人間であるのかもしれません。

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8話まではユウ=明日架の味方と捉えていましたが、9話を見ると意見を翻したくなります。そもそもユウは何で嫌いなアスカのフラグメントにいたのでしょうか。

先回りして、優と同化することで自然に施設に入り込むため…?

考えれば考えるほど、ユウが怪しく見える第9話でした。

その他考察事項と感想

他にも何点か今後キーになりそうな内容を挙げておきます。

・ユウのフラグメントは存在するのか?

・ユウのフラグメントの明日架は生存しているのか?

・アスカの世界が飲み込まれたことで、明日架の世界にもクラッターはやって来るのか?

 

また、クラッターを倒した後の「石」をアスカが保管していたことから、クラッターは元人間と決定づけてよいでしょう。最終的には、石が元の人間に戻るはずです。

 

感想としては書いてきた通りですが、非常に面白い回でした!残りの話に目が離せない状況になりました。

アスカとラヂ研メンバーの交流を丁寧に描いてきたことで、アスカの別れの言葉がより説得力と重みのある言葉になっているのが印象的です。

次回以降、一気に伏線が回収される気がするので楽しみに待ちましょう。

アニメ「あかねさす少女」9話感想まとめと10話に向けて

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というわけで、あかねさす少女9話の感想記事でした。

7話あたりから一気に面白くなってきました。一回切ってしまった方にも戻ってきてほしい、と思わせるような出来になっています。

それでは、この辺で。

 

【追記:10話の感想・考察はこちらから!】

www.anime-kousatsu.com