リリースザスパイス（リリスパ）8話 感想&考察！五恵の”強さ”と不穏な雪の反応

第８話「N機関情報」

ー頼りになる仲間もいます。一緒に行きましょう。（五恵）

…冒頭、１話飛ばしたかと思いました。自分は何度も言っているようにこのアニメが超良作になると信じています。でも大丈夫なんだろうか、主に尺とか…。

というわけで、RELEASE THE SPYCE（リリースザスパイス）第８話「N機関情報」の感想と考察になります。８話までのネタバレがあるので未視聴の方はご注意ください！

リリスパ ８話のあらすじ・ネタバレ

初芽とテレジアの一騎打ちはあっさり決着が付きます。初芽はテレジアに打ち勝ち、テレジアの体内にあった自爆装置（＝九天ゼリー）を解除します。

五恵から検出された植物を調査すべく、雪・モモ・楓・五恵で沖縄へ向かいます。沖縄で五恵はヴァイキングの末裔である王香という少女に出会います。

　

一同は沖縄の諜報機関”ザ・シーサー”を訪れます。ザ・シーサーはニライカナイという軍団にボス以外が倒されてしまったようです。ニライカナイの本部はとある島にあります。

その島は植物博士の祖父を人質に取られた”ヴァイキングの少女”が守っている、とのことです。雪たちは島に向かいますが、王香の船が立ちはだかります。王香の相手は五恵が務めることに。

　

３人はニライカナイのアジトへ潜入しますが、そこはトラップだらけの建物でした。３人は散り散りになり、モモはプラントを発見し、単独でそこへ向かいます。

一方、王香は過去に味方が次々に倒され、誰も信じられずに１人で祖父を守るべく戦っていることを明かします。五恵は勝利することで”強さ”を証明し、王香を説得します。

　

雪はスパイスの効き目が弱くなっていることを感じます。モモはハブ使いの老人相手に苦戦しますが何とか勝利します。しかし、雪はモモが逃げずに戦ったことを叱責します。

老人は火災放射器で植物を焼き尽くしてしまい、ニライカナイからモウリョウへの手がかりも掴めませんでした。

しかし、五恵は博士を救えたことで王香と友人になります。そして、テレジアは病院から逃げ出してしまいますー。

　

以上です。

８話の感想と考察

毎回このブログを見ていただいている方にとっては、想像通りの８話だったのではないでしょうか。やはりスパイスの効き目が切れてくる描写が…。

九天ゼリーも自爆までは考えていませんでしたが、概ね想定通りの「ヤバイ物」でした。

気になった雪の反応と言動

とにもかくにも雪についての話が動いた１話だったので、まずはそこから。

効き目が薄くなったスパイスにどう立ち向かうのか

２話から触れていたスパイスの効き目が無くなっていく描写がとうとう見られました。正解は「とある時期からスパイスの効き目が薄くなっていく」方だったようです。

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まだ分からないのは、スパイスの効き目は年齢に完全依存する（例えば18歳になったら使用不可になる等）のか、年齢＋使用頻度（使えば使うほど持続が短くなっていく）に依存するのかが分かりません。

年齢完全依存なら初芽も直にリタイアするのでは…？

逆に頻度にも依存するのであれば、最近メンバー入りしたモモはしばらくの間第一線として戦えそうです。

さて、雪はこの「スパイスの効き目問題」に対してどのように立ち向かうのでしょうか。いくつか考えられそうです。

〇スパイスを過剰摂取し、その場を凌ぐ
〇スパイスの服用をここ一番に抑えて戦う

どちらも考えられそうですが、過剰摂取で怖いのはスパイスの原材料の在庫切れです。今まで以上に使用頻度が早くなると…？

他にも、初芽やカトリーナが（本物の）内通者だった場合雪に「効き目を増幅させるスパイスがある」という口実で毒を盛る…なんて展開も考えられます。

効き目が無くなったこと自体が問題ではなく、二次災害が怖いですね。

更に、自分の中で今でも引っかかっているのがvsドルテ戦でモモが紛失したスパイスです。あれがモウリョウに手渡り、似たタイプのスパイスをツキカゲに送り込めば…。スパイスを求める雪の命が危ない…のでは？

「私だってあなたを切り捨てる」という台詞とフラグ

自分の命を優先せず老爺と戦ったモモを雪はビンタで（やりすぎ！）叱責します。

この叱責による今後の展開予測は１つ下の見出しにてしています。

視聴者サイドから見ると、雪のスパイスの効き目が切れてきている＝モモを守れる時間も短くなっていることからの言動と分かりますが、モモにとっては辛い一言でした。

雪は以前に弟子を失っている可能性もあり（１話時点で弟子がいなかったのは雪のみ）、その光景がフラッシュバックしたのかもしれません。

雪はモモにこう告げました。

雪「極限の状況では誰もあなたを守ってくれない！私だってあなたを切り捨てる…」

雪の本心だと思いますが、個人的には嫌なフラグにしか聞こえません。過去に彼女が同じ状況になり実際に味方を「切り捨てた」のか、それとも…。

上でも書いたようにスパイスを混入されたり、モウリョウのゲッカコウ作戦に巻き込まれて雪が理性を失ってモモを襲うフラグのようにも感じます。

それでも、スパイスが切れてしまえば雪とはいえ、スパイス全開のモモには勝てない気もするんだよなぁ。過去の経験から語っている説が一番高そうですね。

認めてもらった五恵、認めてもらえないモモ

五恵とモモは両者とも沖縄に赴きましたが、結果は大きく異なるものになりました。

８話で一番優れていた描写が五恵と王香の接触です。７話で五恵は、初芽を傷つける寸前まで暴走した後「強いだけが取り柄なのに…」と泣き崩れました。

でも、８話では五恵は”自身の強さ”によって王香の心をこじ開けています。

王香は次々と味方がやられてしまい、誰も信じることができずにニライカナイに従っていました。

五恵はそんな王香を一太刀で倒します。作中での心理表現はありませんでしたが、王香は「この人なら祖父を救ってくれるかもしれない」と思ったのでしょう。

五恵の強さが彼女の閉じた心をこじ開け、結果として２人は友人になったわけです。

五恵の強さは立派な”長所”であることの証明のようなエピソードです。そのことで師匠である初芽にも褒められるのですから言うことなしです。

あ、博士はちゃんと救われていますよ。凪のところに座っている人がいます。何でこんなさりげなく映すのｗ

一方のモモ。無事に老爺を倒したのにも関わらず、雪に怒られてしまいます。モモ目線でいうとあの場面は間違いなく戦うことが最善手でした。

もちろん、２人の関係に亀裂が…という面もありますが、ここでも注意しておきたいのが「二次災害」です。現在のモモのメンタルは非常に弱ってしまっています。

加えて、モウリョウの散布実験と理性を失わせる薬。弱っているモモが万が一吸引してしまうと。簡単に洗脳に至り。雪に襲い掛かってしまえば。そして、雪のスパイスの効き目が弱くなっていることを考えると、逆に、モモが、雪を、殺めて・・・・・・。

うわあああああああああああああああああああああああああ（発狂）

テレジアとモモの”違い”

モモが老爺に刀で切り付けられたように見えたシーンは息を呑みました。

実際にはモモが銃で老爺を撃っていたのですが、実弾が心臓命中とかじゃなくて本当に良かったです。

テレジアが初芽の提案のように生活できない理由は、過去に殺めてきた人間が脳裏に浮かぶことが要因であることが明かされました。

一見強そうに見えるテレジアでさえ…なのに、モモが実際に人を殺してしまえば彼女は立ち直れなくなりそうです。それが雪だった暁には…ね。

もう１つ触れておきたいのは、テレジアが病院から逃げて向かった先です。てっきり白虎と遭遇するのかなと思っていましたが、８話ではそこまでは描かれませんでした。

テレジアの現在の状況は、正体が割れているためモウリョウにも戻れず、かといって過去のフラッシュバックからツキカゲとして行動することも難しそうです。

となれば彼女が取る行動は１つしか無いように思います。単独でのモウリョウへの寝返りです。テレジアは１人で文鳥の女の元に向かったのでは、という仮説を立てておきます。

もしくは、もう１度初芽に襲い掛かる？

いや、あの戦いを見るに初芽には勝ち目が無いようにしか思えないので、その線は薄いでしょう。やっぱり、モウリョウへ単独謀反ではないでしょうか。

命とカトリーナの「やるべきこと」

内通者問題はもう、空崎に残った３人の誰かでほぼ確定でしょう。雪は能力が切れつつあり（おまけに内面描写も多い）、弟子組には不審な動きが一切ありません。

「無意識に誰かがスパイ行動をしている」パターンを除けば、カトリーナ、命、初芽に絞られます。初芽の情報が売られているので、もう残る人物と言えば…。

おまけに今回カトリーナは命に「こちらでやるべきことをやっておきましょう」と告げ、川崎に命を残しました。

…内通者が１人だといつから錯覚していた？

特にカトリーナと命が何かをしていた姿は描写されていません。スイカ割りのときにもカトリーナの姿はありませんでした。

でも、この言い方だと十中八九、カトリーナと命の２人で二重スパイを仕掛け、モウリョウの情報を引き出しているようにしか思えません。

すっきり収まるけど衝撃度は薄い結末になってしまいそう。

内通者問題にどう決着を付けるのかも目が離せませんね。

アニメ「RELEASE THE SPYCE（リリースザスパイス）」８話感想まとめと９話に向けて

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というわけで、RELEASE THE SPYCE（リリースザスパイス・リリスパ）第８話の感想と考察でした。

上では触れなかったですが、白虎が今でもツキカゲにいるということで、最終的にモモが師匠になり白虎が弟子になる姿が見られることを期待しています。

冒頭でも書いたように、一番のネックは「尺」です。割と問題は山積みな気がしますが、残り４話でどうまとめるのか非常にわくわくしています。

次回第９話は「ディスティニー・サークル」です。それでは、この辺で。 

【追記：９話の感想と考察はこちらから！】

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