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リリースザスパイス(リリスパ)9話 感想&考察!藤林長穂の「現在」は…?

第9話「ディスティニー・サークル」

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ー熱い鼓動が伝わる。師匠、長穂さんここにいますよ…!(モモ

 

ああ…結局そうなるのね…。と、最初は思いましたが基本的に爆発=その人は生きているパターンが多いです。そして、1話から続く”あのお話”を複合させると…?

というわけで、RELEASE THE SPYCE(リリースザスパイス・リリスパ)第9話「ディスティニー・サークル」の感想と考察になります。9話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!

リリスパ 9話のあらすじ・ネタバレ

雪はモモへの謝罪の意も込め、2人で出かけることになります。2人で楽しく過ごす中、雪はモモに「昔話」をします。それは、2年前のことでした。

藤林長穂という女性が雪の師匠でした。雪は長穂の圧倒的な強さ、そして街を守る”魂”という部分に惹かれ、ツキカゲ入りを決めました。

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「街を守るには師弟で力を合わせるのが一番」という考えも当時生まれたものでした。そして、事件が起きます。モウリョウは各国の人工衛星をジャックし、墜落させる計画を発動させました。

計画を止めるべく、ツキカゲはモウリョウの基地に侵入します。アレクセイという基地の統監役は撃破しますが、データを奪取する前に援軍として文鳥の女が登場します。

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長穂と文鳥の女の力量はほぼ互角でした。しかし、一瞬の油断を突かれた雪が文鳥の女の一太刀を浴び、爆破装置が作動します。雪の目の傷はこのときのものでした。

反撃に出た長穂は、背中から刺されてしまいますが、所持していた小型爆弾により衛星ジャックの機械を破壊します。かくしてツキカゲは長穂を失い、文鳥の女は空崎の担当になります。

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雪の想いを完全に理解したモモは、雪と共に調査を再開します。モモの活躍で文鳥の女の本名が”烏丸文子”であることを突き止めます。

ツキカゲも、モウリョウも互いに「全滅作戦」を練っているのでしたーー。

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以上です。

9話の感想と考察

モモ×雪のキービジュアルも回収され、あとは物語をどうまとめるか、の段階まで来ました。このタイミングで2個上の世代が出てきたことでやや混乱気味です。

個人的には最後までゆるーく進行してほしかったのですが、これがタカヒロさんの選択だというならば最後までついていきます。そして、これが大衆の選択なのでしょう。

それにしても2話の「大切な人」フラグがようやく回収されましたね…!

長穂の生存説とリリスパ最大の「伏線」のお話

9話を見る限り、2年前の話は文鳥の女が長穂を殺し2人は痛み分け…という流れのように見えますし、実際にそうである可能性も高いと思います。

ただ、ここでは別の可能性についての考察をしていきます。

もちろん、状況証拠を基に考察はしていきますが、あくまでの「1つの可能性」として楽しみながら読んでいただければと思います。

 

9話を見てどうにも腑に落ちない点が

〇文鳥の女は戦闘終了までお面を取らなかった理由
〇長穂のリップクリーム型爆弾で文鳥の女がダメージを受けなかった理由
〇扉が閉ざされた後に文鳥の女が言った「見事だ…」というセリフの意味

この3点については、どうにも説明がつきません。

 

1点めこそ、相手に姿を晒さない為という理由づけができますが、2点目と3点目には矛盾が生じます。

2点目を説明づけるには、もう「リップクリーム型爆弾が大した威力では無かった」と結論付けるしかありません。つまり、長穂は爆破によって命を落としておらず、生きている可能性が高いことの証明になりそうです。

3点目は弟子をかばった長穂に対しての言葉でしょうか。それにしても…うーん。

 

以上を踏まえた上で2つの可能性を。

長穂は生存しており、内通者として暗躍している(=モウリョウ内部の情報を抜き出すため)

長穂は生存しており、文鳥の女の正体は長穂である

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いずれも前半部分は上記の2点目「文鳥の女がダメージを受けなかった理由」が根拠になっています。それに、大体爆破オチって生きてるからね!!!

 

①の後半部分の根拠はリリスパという作品の「構成」がカギになっています。どうしてこの作品は1話の時点で”内通者”の存在を明かしたのか。

それは、1話の時点では視聴者サイドは内通者を知りえなかったからではないでしょうか。

散々見ている人に考察をさせておいて、実は「正体は雪の師匠なので9話を見るまでに考察した説は全て不正解でした~www」とかいう某脚本さんの意地の悪い設定です。

…あると思います。

 

②の後半部分は、「腑に落ちない点」の1つめの点が根拠になっています。

雪を交えて戦っている際には表情を見せず、戦いの後だけ素顔を見せた文子。爆破し、雪が去った後に文子と長穂は”入れ替わった”のでは、と想定できます。

ただ、あそこまで大けがをしていた長穂が逆転するのが難しそうなんですよね。

「見事だ」発言から当時、裏では文子と長穂が協力関係にあり、あの機に入れ替わった…とも考えましたが、雪に大けがをさせているしなぁ。

 

書いてみて②案はぶっ飛びすぎですね(笑)

長穂の生存を信じて、①説を推しておきます。長穂であれば初芽の情報は持っているでしょうし、カトリーナや命とも連携が取れそうです。

8話と9話の雪の視点

8話で雪がモモに激怒した理由が分かる、そんな中身になっていました。雪がモモを見たアングルと、長穂を見たアングルが完全に一致しています。

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なるほど、この場面を再現するために8話があったのかとまで思わせる構成です。

目の前で師匠を失った(と思っている)場面と同じものが再現されたらそりゃあ動揺もしますね…。

そうであれば、船の上ですぐにモモに謝ればよかったのにとも思いますが、そこは9話に繋げるために必要なことなので仕方なしです。

スパイスはモウリョウ由来の産物…?

もう1つ9話で登場した要素が、スパイスは元々はモウリョウが使用していたものなのでは…という描写がありました。

白虎が口にしていたスパイスは、このころの文子の機転によって復活したものだったのですね。

ただ、スパイスの出所が一緒だとすると、以前から触れている”誤ったスパイスの投与”が現実になるのではないか…という説が現実味を帯びてきそうです。

 

もっとも、内通者が長穂の演技だとすればそんなことは起こらないと思いますが。

「年齢を考慮することなく能力を強化できる」ことを考えたら注射型の薬物も悪くはないような気がしたのは私だけでしょうか。

モウリョウのスパイスにも年齢制限があるのであれば、文子が能力増強するにはあの注射器薬物しか方法がなさそうですが、モウリョウのスパイスがどんな年齢の人間にも使える効能を持っているのだとすれば…。

技量が雪とほぼ同格なら、一騎打ちで戦うと雪が不利になりそうですね。

解決されていない話のまとめ

最後に、9話まで見た中でまだ解決されていない伏線を整理しておきます。「これはここで出てきてたよ!」というエピソードがあれば教えてください(笑)

①内通者問題

→冒頭で書いたように長穂の二重スパイ説が最有力ではないでしょうか。その他にも可能性が高いのは、カトリーナ、命、命の師匠、モモの無意識スパイ説あたりです。

モモ=スパイ説はコメントをいただいた方々も考察していました。

ななし丸さんのコメント

実はリリスパOPで源モモが内通者なのではないか? と思われる描写がある

 

①0:37 銃を構える謎の影が 表れる だがその後モモが 銃を構えその影に立ち向かうシーン になっている だがこのシーン見方を変えて見たら 銃を構える謎の影=源モモに見えないだろうか?

 

②0:57~1:01 モウリョウ達の紹介シーン の後に何故か源モモが登場 普通順番がおかしいのでは? これじゃあまるでモモがモウリョウの仲間に見える

 

 

ニャンコ先生のコメント

最近見てて思ったのですが 内通者ってモモじゃないかな? モモがツキカゲに入った時から 内通者が出て来たので ないかw

(引用:いずれも当ブログリリースザスパイス(リリスパ)8話 感想&考察!五恵の”強さ”と不穏な雪の反応 - アニメのおすすめなどを語るブログコメント欄より)

 

②テレジアが向かった場所

→8話考察を参照。9話を見る限り、単独潜入+ピンチになった初芽を救う展開に期待です(その逆もありそうですが)

www.anime-kousatsu.com

 

③命の師匠の話

→1人だけ出てこなかった…。怪我をしていて姿が見えない=実は文鳥の女!?説も少しだけ脳裏をよぎりましたが、さすがに残り3話ということを考えるとトンデモすぎる?

 

④「ゲッカコウ」の正体

→9話の「衛星ジャックマシーン」を見ると、ゲッカコウ型の薬物散布機械のように思います。これが花開いたときに洗脳薬物が空崎に撒かれるのではないでしょうか。

 

⑤スパイスの効き目が切れてきた雪の今後

→10話の予告を見る限り、かなり苦しくなりそうです。連続摂取でその場を凌ぐのか、代替のスパイスを用意するのか。前回考察したように代替スパイスと毒がすり替わる可能性も捨てきれません。

 

⑥モモの父親の死因や当時の事件

→1話からここまで全く触れられていないのが不安です。モウリョウの幹部の1人になっている…なんてことはないよね?

並べてみると、残り3話という尺で何とかなりそうな分量です。正味は残り60分強しかありませんが、どのような物語を見せてくれるのか楽しみに待ちましょう!

アニメ「RELEASE THE SPYCE(リリースザスパイス)」9話感想まとめと10話に向けて

RELEASE THE SPYCE GOLDEN GENESIS

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  • 作者: 朱白あおい(ミームミーム),タカヒロ(みなとそふと),なもり,SORASAKI.F
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  • 発売日: 2018/12/29
  • メディア: 単行本
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というわけで、リリスパ9話の感想・考察記事でした。

自分のTwitterのフォロワーさんで、恐らく日本一?リリスパ大好きな方が、GOLDEN GENESISを激推ししていたので、単行本になったら買おうと思います。

自分は「アニメ単体」の考察を楽しみたいので読んでいませんが、公式サイトから何話分かは無料で読めるようなので興味のある方はぜひ。

第10話は「ソラサキ応答なし」です。不穏すぎるタイトルロゴ…。それでは、この辺で。

 

【追記:10話の感想と考察はこちらから!】

www.anime-kousatsu.com