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八月のシンデレラナイン(ハチナイ) 1話 感想&考察!様々なキャラの”過去と未来”に高まる期待

第1話「プレイボール!」

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ーナイスプレー!(

 

とっても丁寧な導入。じっくり描いていけばかなりの名作になるのでは…?問題は限られた話数でどう描いてくれるかどうか、ですね。1話は上々の出だしでした!

というわけで、八月のシンデレラナイン 第1話「プレイボール!」の感想と考察になります。1話のネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!

(注意:管理人は原作ゲーム未プレイです。ご了承を)

ハチナイ 1話のあらすじ・ネタバレ

舞台は里ヶ浜高校。部活のオリエンテーションで、有原翼は存在しない「女子硬式野球部」のPRを行います。それを見た教師の桃子は同好会としての活動を認めます。

偶然知り合った野崎夕姫と宇喜多茜は、翼と友人の河北智恵に誘われ、野球の体験会に行くことになります。特に茜は野球に興味がある様子です。

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翼以外は野球未経験の3人。体験会が始まり、夕姫は左利きで肩の強い面を見せますが、運動が苦手な茜は投げることも捕球もうまくいかず、落ち込んでしまいます。

茜は小学生のときに野球をやっていた友人に憧れて野球にも憧れ、夕姫は中学時代のバスケ部で足を引っ張ったことで団体競技に苦手意識を持っていました。

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4人は小学生に誘われ三角ベースをやることに。茜は観戦に回ります。夕姫は最初こそ打てなかったものの、小学生のアドバイスもあり初ヒットを打ちます。

夕姫に触発され、茜も守備につきます。翼の打球は茜の頭上を越え、茜と夕姫の中継プレーで翼のホームランを阻止します。こうして野球に触れた2人は「やってみよう」と決意しますが、同好会は学校で練習できないようで…?

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以上です。

1話の感想と考察

どのキャラのビジュアルもいいのは、さすがアプリゲーが原作の作品だけあります。1話を見る限り、心情をきっちり描いてくれそうなのも高評価です。

不思議な点が多い各キャラの過去

野球ということでキャラクターが多いのが見どころの1つです。

なんと、公式サイトのキャラクターは14人!そして、単純なキャラはほとんどおらず、何かしらの過去やトラウマを持っているようです。

野球は9人でやるスポーツです。キャラの多さ的に、レギュラー争いやそこを発端にした涙が見られるかも…?

よくあるスタンダードな設定ではありますが、きっちりとキャラ設定をしてくれている点は、今後が楽しみになる要素の1つです。

 

現時点で1番気になるのは、翼がなぜ女子野球部のある学校に入らなかったのか?という点。

「0から部活を作る」ことを目指していたのか、それとも別の理由があったのか。この辺りは(「0から作って勝ちたかった!」という理由であったとしても)しっかり明かされてくれると嬉しいですね。

 

また、茜は小学生時代の友人の影響で野球を始めたかったという説明がありました。

そして、アバンではまだ登場していない龍が打球を取れず、背後の茜が打球に飛びつく姿が…!

旧友が龍(野球が上手いらしい)で、彼女が取れなかった打球を、最初は下手だった茜が試合で飛びついて取る…なんていう熱い展開が見られるかもしれません。

変わりゆく心、射しこんだ光

夕姫と茜の心情の変化が、分かりやすく描写されていましたね!

最初はうまくいかず、野球から離れようとした2人に偶然、小学生からの誘いがあり2人を繋ぎ止めました。ヒットを打った夕姫自身も「いいかも…」という思いを持ち、それが茜も野球を再開したきっかけの1つになっています。

 

夕姫がヒットを打ってそのままバットを持って走るシーンは、いかにも野球を知らない人がやってしまいそうな動作を描いていてよかったです。

この場面で、夕姫が走っている周囲の風景が白くなっています。ここで、夕姫にとっての”風景”が消え、いかに彼女が野球に夢中になったかを感じ取ることができますね。

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この夕姫の姿を見て茜も野球に再び触れます。それにしても翼は、絶対狙って茜の頭上を越える打球を打ったよなぁ…。

打球に反応できなかった茜がどのような成長を見せるのか楽しみです。そして、帰り道では野球を始めることを決意した2人を祝福するように光が降り注ぎます。

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2人にとって、「野球を始める」というのはそれ以上の意味があることで。夕姫にとっては過去のプチトラウマを乗り越える機会ですし、引っ込み思案の茜が自分で「やりたい」と感じたものにトライした貴重な瞬間です。

プレイだけではなく、各キャラの「心の成長」にも期待していきたいところです。

小学生を混ぜた最高の導入

初心者の2人(実際には智恵も含めた3人)にどう野球を触れさせるのかな…と思っていましたが、小学生を絡めてきました。

小学生と野球をしたことで

・小学生の突っ込みが視聴者の声を程よく反映している
・「当たって」「売って」「捕って」「投げる」楽しみを見いだせる

ようになっています。”遊び”からはじめて、本格的に…という流れで、考えうる限りでは最高の導入だったのではないでしょうか。

これが同年代だけだと、簡単にはいかないですからね。

 

「振るぐらいしろよな」というセリフはその最たる例で、悪気の無い小学生だから言える言葉です。夕姫を成長させるという意味合いで、この作品に欠かせない発言にもなっています。

ところで、自分もよく小学生のときに草野球をしていたのですが、こんなおねえさんたちは現れませんでした。…何故だ。

パンチパーマのヤンキーのおにいさんが、意外にいい人ばっかりだった思い出。

感想:「声の大きな方々」に負けず良い作品を見せてほしい!

この手のアニメでは間違いなく議論にあがるのは「リアリティさ」を追求するのか、「キャラの可愛さ」を重視するのかという問題。

1話を見る限り、野球のリアルさを出しつつ(バット持ったまま走ったり)、テンポよくストーリーが進んでいったので個人的には文句なしのお話でしたが、まあまあ色々な意見があるんだろうなぁ…というのは想像に難くないです。

 

結局リアリティさやガチな野球(そもそも初心者が集まっているんだから、いきなりバリバリ練習!は絶対に無理です)を追求すれば作品は売れないでしょうし、キャラの良さをある程度出していく必要はあります。

結局、どう作っても批判が上がってしまうのは仕方のないことだと思います。だからこそ、この1話の丁度いい塩梅をキープしてくれればな…と切に願っています。

色々な意見はあるでしょうが、メンバーが野球に対して興味を持っていき、試合で泣けるぐらいの理由づけをしてくれればそれで十分です。

アニメ「八月のシンデレラナイン」1話感想まとめと2話に向けて

八月のシンデレラナイン 北風に揺れる向日葵 (ファミ通文庫)

八月のシンデレラナイン 北風に揺れる向日葵 (ファミ通文庫)

 

というわけで、八月のシンデレラナイン 第1話の感想・考察でした。

EDが「どんなときも」なのは驚きましたね。毎回懐メロを順番にカバーしていくことを希望しています(笑)

また、今週の更新が遅れましたが、ハチナイについては不定期更新とするかもしれません。ひとまずは、予定通り火曜日の夜の更新を目安にやっていきます。

次回第2話は「できる、できない」です。それでは、この辺で。

 

【追記:2話の感想・考察はこちらから!】

www.anime-kousatsu.com