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はるかなレシーブ 10話 感想&考察!勝利へのカギは遥に託された!

第10話「アタシが戦いたかったのは」

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ーいいよ、その目。アタシが戦いたかったのはその目のかなただ…!(クレア

 

試合しかなかったはずなのにあっという間に10話が終わってしまいました。互いを知っているからこその攻防、熱い、熱すぎます!

というわけではるかなレシーブ第10話「アタシが戦いたかったのは」の感想と考察を書いていきます。10話までのネタバレがありますので未視聴の方はご注意を!

(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)

はるかなレシーブ10話のあらすじ・ネタバレ

沖縄大会決勝戦がはじまります。序盤はクレアのパワープレーに押されるものの、はるかなの作戦「迷ったら突っ込む」が功を奏し、1点をもぎ取ります。

サーブ権が代わり、はるかなの逆襲が始まります。あえてジャンプサーブを使わない、性格的に崩しやすいクレアを狙うという作戦がうまくはまります。

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はるかな・エクレアどちらも応援すると決めたあかり。友達が目の前で戦っている姿を見て「わっくわっくシークワーサー」を歌います。彼女なりの応援です。

はるかなは必死に食らいつきますが、なかなか点差が縮まりません。ここでかなたのジャンプサーブという第二の秘策を披露します。クレアを崩し、得点か…と思いきやエミリがツーで放ったスパイクに反応ができませんでした。

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かなたが変わったのと同様、エミリもかなたが知る存在以上の力を付けていました。昔はクレアのサポートに徹していたエミリ。そんな彼女の思いを変えたのは他でもないかなた・成美ペアに敗退した経験でした。

姉がエースであるだけでは勝てないことを実感したエミリは、クレアの隣に立てるぐらい強くなることを心に決めました。

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エミリが放った強烈なサーブで1セット目はエクレアが奪います。

エミリが変わり、かなたも変わりー。かなたの攻めのスーパーレシーブを見たクレアは過去のかなたを感じ取り本気モードに入ります。

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以上です。

10話の感想と考察

とにかく試合描写のすばらしさを感じた1話です。これまで書いてきた「画面のツーカット」「砂が飛び散る描写」もふんだんに使われ大満足の決勝前半戦でした。

クレアとエミリの切り替えのすばらしさ

エクレアペアで描かれる中心がクレア→エミリ→クレアと上手に切り替わっていたのが印象的です。

熱くなりやすいクレアを徹底的にマークするという作戦は成功しました。徹底的にクレアを描き続けることで、視聴者サイドとしてもエミリの存在が希薄になっていた人が多かったのではないでしょうか。

そのタイミングでエミリのツーからの強烈なスパイクが打たれました。かなたのジャンプサーブでクレアの体勢を崩した際は、作中のはるかなだけでなく我々も決まった!と感じたに違いありません(かく言う私もその1人です)。

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しかし、1人だけ冷静に状況を見ている人物がいました。この瞬間エクレアコンビの中心人物がエミリへと切り替わり、エミリの回想へと物語は進みます。

ただ試合を描くだけでは退屈してしまいそうですが、このようにうまく主となる人物を変えていくことで同じ試合を4倍(コート上は4人なので)楽しめる工夫がなされています。

逆に最後のシーンでは再び心情を語る役割がクレアへと戻っています。一見すると似たタイプのかなたvsエミリの構図になっているかと思いきや、次回はかなたvsクレアの激しい戦いが見られそうです。

こうなると次回活躍するのは遥で決まりのようなものですね。だって今回は遥の心情が全然描かれていないのですから…!

かなたとクレア・エミリの対峙

日ごろから熱い思いを前面に出してこなかったエミリの決意が語られました。しかもその引き金はかなたのセリフにあったのだから驚きです。

 

かなた「2人でやらなきゃビーチバレーはできないんだから。エースなんていないと思うんだけどなぁ

ビーチバレーにおける”エース”という単語。これはかつてのペア相手である成美だけでなく、エミリにも大きな影響を与えていました。

 

クレアをエースに自分はサポートだけでいい。クレアと一緒に試合をできるだけでいい。そんな彼女の思いに変化が訪れます。

クレアと一緒に試合をするためには、自分もクレアと肩を並べる存在になる必要があるのだ、と。

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過去のかなたに触れエミリは覚醒モードに入りますが、それはクレアも同様で。かつての彼女のように攻めるバレーにシフトしたかなたに過去の彼女の姿を思います。

きっとクレアの中にも”あの時”のかなたにリベンジしたい気持ちはずっとあって。でも、成美とペアを解消してからのかなたに過去のかなたの勢いは感じられませんでした。

そしてこの試合では”あの時のかなた”を超えるチャンスが巡ってきました。クレアもかなたに言われたセリフは覚えているはずです。

「今度はエミリと2人でかなたたちを倒す!」

こんな想いをタイトルの「アタシが戦いたかったのは」から感じ取りました。

あかりの”この言葉”が印象深い

2セット目の舞・愛衣&あかりのやりとりです。

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「2セット目もあの2人…なかなか追いつけないわね」

愛衣「でも、離されないで食らいついているだけすごいと思う」

あかり「はい。本当に…すごい試合だと思います

 

舞と愛衣目線ではあくまで中心ははるかなペアになっています。いかにしてはるかな”が”エクレアに喰らいつくかに注目して試合を見守っています。

一方、あかりは必ずしもそうではなく。むしろ、シュシュを渡す件でも描かれたように「うまる高校ビーチバレー部」を応援しています。だからこその涙で。だからこそのシークワーサーダンスで。

 

”すごい試合”と彼女が語ったのは友人たちが目の前で見せてくれている闘いを称してのものです。この部分はあいまいペアとの試合の見方の違いを感じます。

自分の大切な友人たちが1人でも欠ければ目の前の素晴らしい試合は見られなくなってしまう…。マネージャーとして全員を応援しているから出てくるセリフです。

わっくわっくシークワーサーといい、このセリフといい、改めてあかりの部への愛を実感した10話でもありました。

鍵は新たな秘策と遥の成長にあり!

ここまで見ているとやはり自力ではエクレアペアに分がありそうな印象です。はるかなは見せていない特殊サーブや積極性で何とか喰らいついているものの、1セット取られていることもあり圧倒的不利な状況に変わりはありません。

さらにかなたのプレーへの姿勢はクレアを本気にさせてしまったようで…。お祭り女のクレアがノってしまうと手が付けられなくなりそうな予感が…。

 

はるかなペアが奇跡の勝利をもぎ取るには、まだ見せていない秘策をさく裂させる必要がありそうです。かなたのことなので何かクレバーな戦略を用意している気もしますね。

それと同時に、上でも書いたように遥の成長具合に期待です。あえて10話の試合中の描写で遥の心情を描いてこなかったということは彼女の中にある秘めた思いが次回明かされるはずです。

もともと試合中のプレーの中で成長していくタイプの遥です。10話ラストでかなたvsクレアの構図となった今、次は遥vsエミリの対峙が見たいですね。

いずれにしてもはるかなペアの勝利のカギは遥が握っているのではないでしょうか。

アニメ「はるかなレシーブ」10話感想まとめと11話に向けて

TVアニメ「 はるかなレシーブ 」 オリジナルサウンドトラック

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オリジナルサウンドトラック、気になります。今回の試合曲ではAパートでエクレアペアが優勢だったときに流れていた曲が好きです。スマブラっぽさを感じる。

予想通り、10話単体では決勝戦の結末までは描かれませんでした。おそらく次回で決まると思います。遥の覚醒に期待です。

次回11話も楽しみに待ちましょう!それでは、この辺で。

 

【追記:11話の感想記事を書きました!】

www.anime-kousatsu.com