はるかなレシーブ 7話~9話の感想&考察!過去の清算とこれからの青春
第7話「もう友達でしょ」
第8話「約束守って見せるから」
第9話「これが私の気持ちです」
ーわっくわっくわっくわっくシークワーサー!(あかり)
まとめて3話分の更新になってしまいました。いずれも濃い内容の3話でしたが、8話全般と9話の前半が大好きです。尊いシーンが多すぎる。
というわけで、はるかなレシーブ第7話「もう友達でしょ」第8話「約束守って見せるから」第9話「これが私の気持ちです」の感想と考察を書いていきます。9話までのネタバレがありますので、未視聴の方はご注意を!
はるかなレシーブ7話・8話・9話のあらすじ・ネタバレ
3話まとめてになってしまったので、ダイジェスト版でお送りします。
7話
アイドルになりたい少女・大城あかりが入部してきます。
「芸能人」ということで周囲から浮いた存在でしたが、かなたとのバレー勝負でスポーツの楽しさや友人への憧れを強め、入部することが決定します。
選手というよりはマネージャーとしての役割を全うしそうな予感です。
8話
エクレアの母親であるマリッサの特訓の元、パワーアップを遂げる一同。お正月を迎え、成美と彩紗が空港にやってきます。
過去を振り払うため、決意を告げるためはるかなは空港まで走ります。最後の最後で成美の姿を見たかなたは「次は遥と日本一になる!」と告げ、成美も後ろ姿でかなたの言葉に応えました。
9話
沖縄からの全国への出場枠が1枠になってしまい、はるかな・エクレアペアは決勝でぶつかることになりました。ビーチバレー部を愛するあかりは全員分のシュシュを作り、渡します。
はるかなの2回戦の相手は陽菜・柑菜ペア。ドライブショットに苦戦するものの、これまでの経験を活かし勝利。決勝ではエクレアペアが立ちはだかります。
以上です。
7話~9話の感想と考察
7話については、あかりの紹介編のような話でした。7話を踏まえつつ、8話・9話の演出や考察について書いていきます。
「待つ」成美と「走る」かなた(8話)
7話~9話の中で圧倒的によかったシーンは空港へ向かって走り、かなたが成美に想いを伝えるシーンです。
成美と別れてからは引っ込み思案気味になっていたかなた。でも、昔2人でビーチバレーをはじめたときはかなたが成美の手を引っ張り、ペアを組んでいました。
8話のかなたが自らの意志で走りだし、それを成美が待っているシーンは過去の2人の再現を見ているようでした。
多分、かなたは遥と出会っていなければあの渋滞のシーンで車を飛び出し、空港まで走ることなんてしなかったはずです。遥がいて、エクレアがいて、彩紗がいるからかなたは昔のように走りだすことができました。
あそこで走りだすことができたかなたはもう、過去のことを引きずらないで生きていけるはずです。
「待つ」成美も徹底的にかなたを待ちます。一番ぐっと来たのがエスカレーターに乗りながら空港の入り口を振り返り見続けているシーンです。まさに「後ろ髪を引かれる」思いでした。
2人の再会は顔を合わせることなく。それでも小指を出してかなたの言葉に応えた成美は、上で書いたように「かなたが昔のかなたに戻ってくれた」ことをかみしめていたように思います。
昔のかなたなのだから、昔のように小指の指切りでもう一度約束しようー。成美の表情は伺えませんでしたが、涙ではなく笑顔だったら嬉しいですね。
この部分ははてなブロガー(きららブロガー)のシュガァさんの記事でも触れられています。次に対面するのは「コートを挟んだ時になるのでは」という考察、まさにその通りではないでしょうか。
シュガァさんの記事はあらすじが詳細に書かれていてとても読みやすいので、ぜひ読んでみてください。おすすめです!
遥の特長を一瞬で見抜いたマリッサのすごさ(8話)
マリッサが名コーチたる所以が見られたシーンです。特訓の内容もさることながら、遥の長所を一瞬で見抜いたことがすごいです。
1話の感想から何度か書いてきているように、遥は頭を使って考えるより、経験を上手くものにして成長していくタイプです。いわゆる「試合の中で成長していく」選手です。
それを一瞬で見抜き、彼女が遥に伝えたのは「考えて動くって難しい?」という言葉です。
どこかで経験したことをうまくプレイに活かすことができる遥だからこそ、説明なしにスパルタ特訓を始めたのでしょう。いつかその経験が活きると信じて。(実際に9話で活きましたね)
もう1つは「あなたにはエンパシーがある」という言葉です。エンパシーというのは人の心を思いやる気持ちです。相手に踏み込み過ぎず、それでいて話を聞き押しつけがましくないように相手を思いやる。
1話から積み上げてきたものを一言で表すと「心で感じる」という言葉に集結されるんだなぁと感じた一幕でした。
とうとう出てきたOPのシュシュ(9話)
いよいよ、登場しましたOPのシュシュです!!いつ出てくるかと思っていましたがこのタイミングでした。
どう頑張ってもどちらかが負けてしまう沖縄予選。どちらかを応援することはできないあかりの選択は「チームを、みんなを応援する」ことでした。ペアは違ってもうるま高校のビーチバレー部としての証がシュシュなんですね。
普段ふざけているクレアが真っ先にあかりに駆け寄り、「ありがとうな、あかり」と言ったシーンは作中でも屈指の名シーンだったと思います。
エクレア×なるかなの過去の試合でも映っていましたが、クレアはいざというときに「お姉ちゃん」になります。
その後、遥が言った「大丈夫だよ、私達友達なんだから」という台詞。
きっとあかりは入部から日も浅く、これまでの人間関係のことから遥たちとは「チームメートではあるけどどこか友達とは言えない存在」だったのでしょう。
それがクレアと遥の言葉で自分もみんなと友達だったんだ、とようやく実感することができました。安心したことと嬉しかったこと、そこからきたのがあかりの涙です。
全てが詰まった予選2回戦、一方で…(9話)
2回戦の陽菜・柑菜ペアとの戦いは1話から見せてきたことが全て活かされた試合でした。
クレア・マリッサと特訓したブロック。なるあやペアとビーチバレーをしたときに打ったカットショット。かなたの磨かれたポーキー。そして、マリッサに教わった「2人で」戦う戦術。
これらの1つでも欠けていれば試合には勝てなかったのかもしれません。
ただ、少し残念なことも。相手ペアのドライブショットは強いはずなのに、はるかなが押されている感じが全くしませんでした。もっとピンチになって教えを1つずつ思い出して…って感じの方が現実的でよかった気がします。
完全に陽菜・柑菜ペアが噛ませ犬になっていてちょっと…ね。
多分、次回と次々回できっちりエクレアペアとの戦いを描いて、1話は日常回。そして最後になるあやペアとの戦いが始まる前の風景(1話のアバンに繋がる)みたいな構成だと思います。尺の関係で9話のBパートは駆け足で進んだんでしょうが…。相手の戦略ももっと見たかなぁという思いは否めません。
今回端折られた尺できっちりエクレアコンビとの戦いを描いてくれることを祈って10話は正座待機ですね。
かなたさんの「ひゃん」が可愛すぎる件について
最後に7話と9話のかなたちゃんの「ひゃん」がかわいすぎたので紹介します。
①7話:遥に耳に息を吹きかけられて…
懲りずに成美の話をするかなたに対しての遥の反撃です。かなたの正面に近づいていったときは何をするのかと思いました。
耳に息を吹きかけられたかなたは思わず喘ぎ声をあげてしまいます。足ががくがくしている描写も良かったです。耳が弱いかなたは天使。
②9話:クレアにお尻を叩かれて…
いちいちかわいすぎるってばよ!!かなたのお尻はとてもいい音がする…覚えました。
不意の攻撃に弱そうなかなた。くすぐったりしたら大変面白そうです()全身が弱いかなたはやっぱり天使。
当ブログではこれからも比嘉かなたさんの言動・行動を追いかけ続けます!!
「はるかなレシーブ」9話までの感想まとめと10話に向けて
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フルで聴くOPがいっそう素晴らしいです。毎朝これを聞くことから一日をはじめています。ぜひ、購入してリピートしまくってください!
というわけで、はるかなレシーブ7話~9話の感想でした。書きたかったことはまだまだありますが、長すぎてもアレなのでこれぐらいでまとめました。
とうとうエクレアコンビとの戦い。弟子は師を超えることができるのか、とても楽しみですね。それでは、この辺で。
【追記:10話の感想記事を書きました!】
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