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天狼(シリウス)8話 感想&考察!各キャラの行動まとめと新キャラ考察

第8話「然る物、紫煙に薫る」

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ーさあ、父と子感動の再開だ…。(エフグラフ

 

新キャラが登場し、とうとう「匣」が映し出されました。後半に向けて非常に重要な情報が多数登場したお話でした。

というわけで、天狼(シリウス) Sirius the Jaeger 第8話「然る物、紫煙に薫る」の感想と考察を書いていきます。8話までのネタバレがありますので、未視聴の方はご注意を!

天狼(シリウス)8話のあらすじとネタバレ

エフグラフはミハイルを連れ、樺太にあるシリウスの聖地にやって来ました。ミハイルの父は命と引き換えに誰もが「匣」に近づけない細工を施していたのです。

息子であるミハイルであれば近づけるのではー。そう考えたエフグラフはミハイルを近づけますが失敗に終わります。また、ユーリィは樺太で狩人仲間のビショップと出会います。

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樺太の狩人軍団はビショップを残し全滅したと聞くユーリィ。更に、彼の目的も「匣」であり今夜ビショップは「匣」の行方を知る人物と会うそうです。

一方、ミハイルをもってしても「匣」に近づけなかったヴァンパイア一同。クラルヴァインが暴走しそうな予感が…。

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大方の想像通り、涼子もイギリスへと向かいます。しかしなぜか同じ電車には伊庭も居合わせて…?涼子の父親も同様にイギリスへと向かいます。

樺太の夜。おじいさんの家に大量の吸血鬼が現れます。間一髪でおじいさんを救ったユーリィたちですが、ロリヴァンパイア姉妹であるラリーサとタマーラがユーリィを襲います。

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以上です。

8話の感想・考察

新たな情報が多く登場し、新キャラも複数出てきました。今回は考察というよりはこれまでの情報の整理が中心の記事となります。

後半に向けて各陣営の思惑を整理

各キャラがあっちこっちに向かっているため、ここで各キャラの動向・狙いを整理します。

狩人軍団

ユーリィ

行動:「匣」を追い求め、樺太へ向かう。樺太にてビショップと遭遇する。

7話でヴァンパイアを滅ぼすという目的から、自分にしかできない「匣」を求めることに狙いが変わりました。狩人軍団と別れた後、怪しそうなビショップと手を組みます。

吸血鬼成分が混ざっていない純粋な「人狼」であるため、エフグラフが裏でユーリィの力を使い、匣の封印を解こうとしていることが明かされました。

 

フィリップ・ウィラードたち

行動:本部の命令にてイギリスへ向かうが、その前に「ある場所」へ向かう。

本部の命令でヨーロッパに戻る…と思いきや、8話内でウィラードが「その前に行くところがある」と語っていました。どこへ向かおうとしているのかは不明です。

実は本部の命に背きこっそりとユーリィを追い、樺太へ…という展開も考えられますが、個人的には頭脳派のウィラードだからこそ第三の場所に向かっている気がします

前話の感想記事でも書いたように、ピンチになったユーリィを助けに来る展開に期待。

 

ビショップ

行動:仲間が全滅し、エフグラフを倒すためにユーリィと手を組む。

ユーリィからは「血の臭いがする」と言われるなど、怪しさ満点です。そもそも他のメンバーが全滅して1人だけ生き残るってありえるのか…?

正体については2つ下の見出しで考察しています。この作品の性質上、次回には退場してそうな予感がするのは僕だけでしょうか。 

吸血鬼軍団

ミハイル

行動:ユーリィを守りつつ?、匣を使い一発逆転を狙う。

8話でエフグラフに噛まれたことで「血の盟約」を結ぶことになり、エフグラフの思うがままに行動する定めになっていることが明かされました。

ミハイルもミハイルで「匣」を使って何かしようとしているようですが…。

 

エフグラフ

行動:ミハイル・ユーリィの力を利用し、「匣」の力で吸血鬼を救おうとする。

エフグラフは虐殺等の理由で「匣」を求めているわけではなく、吸血鬼に蔓延する病から仲間を救うために匣の力を利用しようとしています。

8話を見る限り、ミハイルを意のままに操ることができる様子。ミハイルに「ユーリィを殺せ」なんてえぐい指令をしそうですね…。

 

ラリーサ・タマーラ

行動:エフグラフの傘下につき、ユーリィと戦闘する。

ロリ姉妹。ユーリィの前に現れユーリィと闘いますがどうも辻褄が合わない部分が有って…?下の見出しで彼女らについて考察していますのでそちらをどうぞ。 

 

クラルヴァイン

行動:エフグラフに認められるべく、人造人間の開発に精を出す。

絶対こいつ余計な場面でやらかすだろ枠。クラルヴァインの暴走で、吸血鬼陣営が自滅しそうな気がします。

「すぐにでも量産体制」と言っていました。人造人間の再登場もありそうで楽しみ。

人間枠

伊庭

行動:陸軍命令により、樺太へ向かう。「匣」のことは知っている。

後半のキーになりそうな伊庭。ウィラードとも繋がりがあり、「匣」を求めるべく樺太へ向かっています。

心配なのは伊庭の戦闘力。銃ぐらいは扱えそうですが…。ウィラード同様頭脳を駆使して戦っていく場面が多く見られそうです。

 

涼子

行動:樺太orイギリスへ向かっている。「匣」のことは知らない様子。

父親にはイギリスに行くと告げていましたが、なぜか伊庭と同じ電車に乗り合わせています。樺太に向かっているのかな…?

正直イギリスにいってウィラードたちと行動を共にしても仕方がないので、ユーリィのいる樺太に向かっている気がしますが果たして。

 

ユーリィも船で樺太に向かっていたことから、港に向けての電車が同じだけ、という見方も出来ます。その場合は、普通に電車→港→船でイギリスというルートになりそうです。樺太と日本は当時も電車でつながってはいない…ですよね?

ラリーサとタマーラ襲撃の謎

8話のラストでユーリィを襲撃したラリーサとタマーラ。抜群のコンビネーションでユーリィを追いつめますが、気になることを言っていました。

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それは「私たちと血の盟約を結びましょう」という台詞です。

ミハイルが父親が施した仕掛けを突破できなかった理由は、純粋なシリウスでなくなってしまったためだと思われます。エフグラフも「血の盟約を結んだせいで父親に嫌われてしまったようだが」と語っています。

 

父親同様、純粋なシリウスでなければ「匣」の元には行けないので、ユーリィを捕獲し「匣」に近づけようとしているのがエフグラフの狙いです。

だとすれば…「血の盟約を結びましょう!」と言い襲ってくるラリーサたちの行動は矛盾している気がします。盟約を結ぶと「匣」に近づけなくなる可能性が高まるのですから。

となると、ラリーサたちはエフグラフの指令を無視しユーリィたちを襲撃している可能性があります。勿論、戦っている最中のセリフの1つとして「一緒に遊ぼうよ」と言っただけの可能性もありますが…。

この双子の命も長くないと思うので(多分すぐに退場する)、彼女らの真意は次回見られると思います。楽しみに待ちましょう。

ビショップとおじいさんの正体とは

上のキャラまとめでも書いたようにビショップは敵か味方かはっきりしていません。個人的には人の姿をしたヴァンパイアで、エフグラフの指令の元ユーリィに接触してきた存在だと思っています。

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ヴァンパイアに味方全員が殺され、ビショップを利用するために、彼だけを生かし血の盟約を結ばせた…話の流れとしては自然です。

ユーリィの嗅覚の鋭さは作中でも描写されています。そんなユーリィが「ヴァンパイアを殺し続けてきたために染みついて取れなくなった血の臭い」をかぎ取り、相手をヴァンパイアではないかと疑いを持つでしょうか。

もう1つの可能性は、吸血鬼化しているものの、吸血鬼のことを恨んでいるパターンです。ミハイルと同様、自我を保って行動しているということですね。

 

一方、今回初登場のおじいさん。クレジットでは「赤坂守」という人物が書かれていました。赤坂といえば7話で消息を絶ったと言われていた人物ですね。

おじいさんと鼻の形が一緒なんだよなぁ…。

”シリウス”という単語に反応もしていましたし、15年前に失踪した人物と見て間違いなさそうです。てっきりヴァンパイアに襲われ命を落としたと思っていましたが…。

ビショップ・赤坂2名の過去とこれからの行動に注目です。

感想:引きがうまい、これだけでも天狼は面白い!

天狼を見て思うのはとにかく毎回毎回引きがいい、ということですね。必ず次回が楽しみになる締め方をしてくれるのでそれだけで作品の魅力が上がっています。

引きをよくして次回を楽しみにさせることは作品の基本ですが、ここまで徹底してもらえると見ている側もより作品に没頭することができます。この辺はさすがPAさんです。

戦闘シーンの迫力も1話から衰えていないのも好印象です。引きのよさ・テンポのよさ・戦闘シーンの3本柱はそのままに最後まで走ってくれることに期待です。

天狼(シリウス)8話の感想まとめと9話に向けて 

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というわけで、天狼8話の感想記事でした。新キャラも登場し、ますます話が盛り上がってきました。次回辺りでまた多くのキャラが退場しそうな予感。

第9話は「残痕の朋輩」です。それでは、この辺で。

【追記:9話の感想記事を書きました!】

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