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はるかなレシーブ 3話 感想&考察!告白は本人を目の前に、はるかなコンビが動き出す!

第3話「昔の自分を取り戻したいって思ってる」

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ーいきなりですが、私とペアを組んでください!(

 

かなたがとても好きになった今日この頃です。悩みがちだけど、立ち直りが早いところもグラフィックも好き。そんな彼女の心は遥さんに奪われました。

というわけで、はるかなレシーブ第3話「昔の自分を取り戻したいって思ってる」の感想と考察を書いていきます。ネタバレがあるので未視聴の方はご注意を!

(注:管理人は原作未読です。ご了承を。)

「はるかな」3話の簡単なあらすじ(ネタバレ有り)

うるま高校に転入した遥はトーマス姉妹(クレア・エミリ)と出会います。バレー部ビーチバレー支部に勧誘されますが、かなたはまだ乗り気ではない様子です。

ひとまず4人で練習という名の試合を行うことになります。やはり経験の差があり苦戦するはるかなですが、前回と違い和気あいあいと試合を進めます。

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試合の中で遥は相手の隙を突く「ポーキー」というアタック方法があることを知ります。そして、かなたのスパイクはことごとくブロックされてしまいます。

頑なにポーキーを使わないかなたにエミリはその理由を問います。かなたは、小学生時代の思い出から”パワーで押すスパイクこそ自分らしい”と考えていたのです。

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試合終盤に遥がポーキーを使い、1点を取ります。

「いいの、入れば何だって!だって1点は1点なんでしょ!」

遥の言葉でかなたは”点を取る”ために過去の自分はスパイクにこだわっていたことを思い出します。思いを胸に、点を取るためにかなたはポーキーを打ちました。

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帰り道に遥はかなたから小学生時代の話を聞きます。ジュニア大会の決勝でエクレアコンビと戦ったこと、成美のことはかなたからビーチバレーに誘ったこと…。

だから今度は遥からかなたに告白します。「ペアを組もうよ、正式に」。こうしてはるかなコンビが正式に組まれ、入部することも決定しました。

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以上です。

「はるかな」3話の考察と感想

OP、EDも初お披露目で新キャラも登場と色んな要素が詰め込まれた3話。作画も相変わらず綺麗で、このままいけばかなりの良作になりそうです。

見守る遥と語るかなた

3話の最大の見どころはここです。本当に尊い関係ですよ。この作品は遥が主人公なのではなく、遥とかなたの2人が主人公であることを強く感じた話でした。

直接告げられなかった「あの言葉」

2話で彩紗には語っていた「私はかなたちゃんとやりたい」という言葉。この”告白”を改めてかなたの目の前で遥はしました。

小学生時代には背も高くスパイクも決まり、今よりもずっと積極的な性格だったかなた。かなたは、転校生の成美をビーチバレーに誘いますが、結局自分からビーチバレーも成美のことも避けてしまいます。

 

ビーチバレーに誘い、成美のことをかっこいいと”告白”したかつてのかなた。そんな話をするかなたのことを優しい表情で、静かに見守る遥の姿は本当に印象的です。

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だから遥はかなたに”告白”します。かつてのかなたと同じように。ビーチバレーをあなたとやりたい、かっこいいあなたでなくてはダメなんです、と。

かなたの引っ込み思案の性格を考えると、2話で彩紗に遥が言っていたこの言葉は本心ではないと考えていたのかもしれません。

もしかすると、一時の流れで語ったセリフなんじゃないの?と思っていた可能性もあります。

 

それでも、遥はかなたの過去を聞き、その上でかつてのかなたと同じ言葉で”告白”することを選びました。

正面で「自分とビーチバレーがやりたい」という言葉を聞けたかなたは嬉しくもあり、安心したはずです。

この後、少しずつ過去の積極的なかなたに戻っていきそうな予感がします。

支え合う2人はバレーのプレイに現れる

はるかなの関係性で印象的なシーンが1つありました。試合中にかなたに飛んできたサーブを遥が代わってレシーブをした場面です。

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このシーンは何度見ても見飽きないですね。黙ってかなたのことを支え、初めて打つポーキーまで決めてしまうのだから、本当にすごいです。更に狙ったセリフではなく、かなたに過去の気持ちを思い出させることに成功します。

 

まさに「2人で1つ」を目いっぱいに表現したレシーブのシーンです。あとは1・2話の感想記事でも書いたように、壁にぶつかった遥をかなたが支えて励ますシーンが今後見られればもう何もいうことはありません。

それにしても、サーブでひたすらにかなたを狙うんだからエクレアコンビも容赦ないよなぁ…。

引きずらないトラウマの表現方法のうまさ

「はるかな」3話は個人的に、あっという間に過ぎ去った30分間でした。2話でも思ったことですが、1話の中で話の起伏がきちんと設定され作り込まれているんですよね。

トラウマを永遠に抱え、最終話まで引きずって最後の最後でトラウマに打ち勝つ。そんなアニメも見ていて面白いですが(「嫌い」と言う人の方が多いでしょう)話が間延びするし、ヒロインや主人公に対する不満も溜まってしまいます。

 

しかし、「はるかな」はそんな問題点を払拭する出来です。かなたの現在に引きずる過去の悩みを1話単位で解決していきます。それも、計算しつくされた方法ではなく遥の天然が入った気持ちのいい性格を理由として。

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もちろん「背が低いからパートナーの足を引っ張ってしまう」という根本にある悩みは最後まで付いて回ると思います。それでも、1話が終わるタイミングではかなたは前を向き一歩づつ歩み出しています

トラウマを引きずりすぎないような構成で1話を終わらせることで、視聴者は気持ちよく話を楽しむことができているのではないでしょうか。

技能の成長より精神的な成長が主?

今回も試合では惨敗してしまったはるかなコンビですが、遥は持ち前の運動神経を活かし、あっという間にポーキーを修得しました。

少なくともここまで見る限りでは、技術の習得の面にはほぼ一切触れず、キャラ同士の精神的な成長に主眼を置いた作品になっています。

さすがに、この調子のまま大会に進むと「練習全然してないけど勝つのかい!」となってしまいそうなので、若干不安です。いくら見て・聞いて覚えると言っても限度があるよな、と思ったり。

 

個人的には、作品内で紹介されるビーチバレーの知識や、技術が面白いのでどんどん紹介してほしいのですが…。ポーキーの話を見る限り、まだまだ隠れているテクニックはたくさんありそうですよね。

3話で作品のエピローグ的な部分が終わったと思うので、ここからは練習風景なんかもたくさん見られるのかな?楽しみです。

OPのすばらしさに脱帽

はじめてOPが流されましたが、もう素晴らしかったです!何となくアニメのOPというよりは、ゲームのOPって感じです。欲を言えば3話が終了した後に初OPが流れればより一層鳥肌物でした。

夏らしいメロディに無駄な要素が無い映像。本当に作品にマッチした曲です。 

TVアニメ「 はるかなレシーブ 」オープニングテーマ「 FLY two BLUE 」

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あとOPの中で登場した1話で遥が付けていたシュシュが登場しました。5人で同じシュシュを付けていたということは、うるま高校のメンバー皆で付けることになるのでしょうか。(はるかな、エクレア、顧問の5人?)

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サーブを打つ前にシュシュに手を触れ、仲間の想いを再確認し試合開始ー。今からそんな情景が目に浮かび、楽しみでなりません。

はるかなレシーブ3話の感想まとめと4話に向けて

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はるかなレシーブ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

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というわけで相変わらず素晴らしい出来のはるかなレシーブ3話の感想でした。ここまでの展開や演出で不満点が全くない作品で、毎回見るのがとても楽しみです。

そういえば、おじいちゃん生きていましたね。彼の表情を見る日は来るのか…?

それでは、4話も楽しみに待ちましょう!この辺で。

【追記:4話の感想記事を書きました!】

www.anime-kousatsu.com