はるかなレシーブ 4話 感想&考察!かなたの勇気と成美の心情
第4話「私達にぴったりだと思わない?」
ーそういうことは…一番最初に相談してほしかったな。…ペアの私に(かなた)
かなたはむっつり。覚えました。色々と貴重なシーンも見られ、はるかなの告白もあり、非常に中身の濃い話でした。毎回毎回良回続き。
というわけで、はるかなレシーブ第4話「私達にぴったりだと思わない?」の感想と考察を書いていきます。4話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
(注意:管理人は原作未読です!ご了承ください)
はるかなレシーブ4話のあらすじ・ネタバレ
うるま学園に転入した遥は、休み時間でもポーキーの練習をしているかなたを見つけます。そんなかなたに触発され、遥はクレアの指導のもとブロックの練習をはじめます。
ただ、遥はかなたと互いに「ちゃん付け」で呼び合っているのが気になるようで…。ブロックの練習中に”下の毛”の話があったりとお色気要素も忘れません。
続いて、4人で水着を買いに行くことになります。ただ、遥とかなたはサイズが大きく異なることもあり中々水着が決まりません。
遥たちは、店内で大城あかりと、ペアで水着を買いに来ていた棚原愛衣・砂川舞に会います(あかりとはすれ違い)。遥が買おうとした水着は愛衣・舞に買われてしまいます。どうやら2人もビーチバレーをするようです。
結局かなたが気に入った水着を購入することにしますが、遥はその最中でミンサー柄の布を見つけ、水着に付けたものをかなたにプレゼントします。
ミンサー柄には「告白」の意味があることを知らなかった遥。この意味を教えてもらい、それでもかなたに”好きだから”と伝えます。かなたちゃん大爆発。
かなたはエミリから2年前、自分が成美と別れた際の話を聞きます。成美はエミリに「かなたに新しい相手ができたら背中を押してほしい」と頼んでいました。
そして、かなたは遥がブロックの特訓をしていることを知ります。成美・遥の想いに触れたかなたはとうとう「遥」と呼び捨てにします。勿論、遥の返事も「かなた」です。
こうして、「はるかな」は本当の意味でのペアに一歩近づきました。
以上です。
「はるかな」4話の考察と感想
名前で呼び合う2人が尊くてもう…。お揃いの水着を用意し、心を1つに大会に向けて練習開始です。
3話の感想で書いた「練習はあまり描かれないのでは?」という不安点も見事に解消してくれた4話でした。素晴らしい、以外の言葉が見つかりません。
名前呼びは”かならから”だから意味がある!
3話までは、遥の明るさや無意識に人を引っ張っていく性格が活躍し、かなたの過去の暗い部分を解消していく物語が続いていました。
しかし、3話の感想記事でも書いたように「はるかなレシーブ」は遥とかなたの2人の少女が主人公の物語です。4話ではこのことをより実感することができました。
4話でも水着を買うシーンやかなたのことを「好き」と言うなど、終始遥がかなたを引っ張っていく場面が続きました。
大逆転したのは最後の場面。自分のために付き指をしてまでもブロックの特訓をしていたかなたは遥にこう伝えます。
かなた「でもね!そういうことは…一番最初に相談してほしかったな。…ペアの私に」
遥「うわっ!」
かなた「もう水着だって買っちゃったし…。責任取ってよね、遥!」
このシーンで最大の意味を持つのはかなたがめっちゃかわいいこと、かなたから遥のことを呼び捨てで呼んだということです。
常に遥が先頭で進んでいた道を、はじめてかなたが遥の手を引き進みました。遥ですら恥ずかしがって言えなかった相手を呼び捨てで呼ぶという行動を、引っ込み思案のかなたからしたというのはすごいことです。
こんな描写があるから、5話以降も2人で互いに助け合っていくでしょうし、これでこそコンビだと感じます。
2人が互いを尊重するペアであるからこそ、最後のハードルはかなたを主導に乗り越えるー。たかだか名前を呼ぶだけのシーンと感じる方もいたかもしれませんが、個人的には今後の2人の関係性を表す最高の描写のように感じました。
同じはてなブロガーさんのシュガァさんも記事内でこう語っています。
ビーチバレーを始めたばかりで知らずうちに頼りきりだった遥ちゃんが、かなたちゃんに信頼してもらう物語でした。それを、名前で呼び合うという形で描写する手腕は見事です。
(上記ブログより引用)
まさにその通りですね…。
遥→かなただけではなく、かなた→遥を見せてくれた作品に乾杯、です。
覚悟していたけど泣いた成美の強さと弱さ
4話ではかなたに見せていなかった成美の心情が明かされました。
1・2話を見る限りでは、成美からかなたに対する気持ちとして「もやもや」や「怒り」が強いのかな、と感じていましたが、どうやら少し違うようで。
成美は、かなたとの「日本一になろう」という言葉を胸に、ビーチバレーの強豪校へと進学し、更にエミリに「かなたがコートに戻ってきて、かなたを本気で想ってくれる人が現れたら背中を押してあげてほしい」と告げていました。
それは、かなたに立ち止まってほしくないという成美の想いから出た発言です。おまけに、成美はかなたにこのことを一切告げずに、かなたの元を去りました。
悔しさもあったのに、その思いを殺しかなたから距離を取った成美は強い女性です。
と、一見成美は「強い女の子」のように見えますが、実際は弱い面ももった年相応の女の子です。ここまで覚悟をしていたのに、2話の試合の後、彼女は誰にも見せることなく涙を流しました。…最高の相手である、彩紗の前でだけ。
自分の想いを隠し、かなたと別れた成美の強さ。それでもかなたを忘れられず、今の「恋人」である彩紗の前でだけは涙を流す成美の弱さ。作品内で、一番感情の変化が見られるのは成美なのかもしれません。
今週のかなたちゃんのここがかわいい
あまりにも比嘉かなたさんがかわいいため、こんなコーナーを作りました。すのはら荘といい、今季は「かわいい」とか「尊い」ばっかり言ってる気がする。
かなた:「どうしてもって言うなら…私あの水着でもいいよ?」
その後の赤面も合わせて最高の発言&表情。かなたは相手に甘えるタイプかと思いきや、ふとこうした発言で相手を認めるのが好きです。
年下っぽい感じなのに(実際は同年代ですが)、地味に包容力のある人って素晴らしくいいよね、うん。…自分の語彙力がダメな気がする。
かなた:「もう水着だって買っちゃったし…。責任取ってよね、遥!」
このシーンの良いところは、遥と呼び捨てにしたことも去ることながら、かなたの目線の動きにあります。
「最初に相談してほしかった」というセリフ辺りまでは、まっすぐ遥を見ていますが、「ペアの私に…」ぐらいから恥ずかしくなり、目線があちこちへ移動します。(めっちゃかわいい)
と、そのままきょろきょろしながら最後まで行くのかと思いきや、「責任取ってよね、遥!」の部分で再び遥を直視します。これは遥さんじゃなくても落ちますね、はい。
恥ずかしがりながらも、一番伝えたいことは相手の目を見て言う。かなたの決意を感じられたシーンです。
遥:「それがさー、やっぱりかなたちゃんって…」
説明不要。かなたがどんな表情をして「遥ちゃん!」と言っているのか見たい。
個人的に、4話でちらっと登場したあかりもかわいかったので5話以降「かなた&あかりのここがかわいい」というタイトルに変わるかもしれません(笑)
アニメ「はるかなレシーブ」4話の感想まとめと5話に向けて
というわけで、はるかなレシーブ4話の感想記事でした。前回も書きましたが、OPが本当に素晴らしいです。録画したOPをもう30回は聞いている気がする…。
次回で今回ちらっと登場したあかりが出てくることに期待です。
それでは、この辺で。
【追記:5話の感想記事を書きました!】