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色づく世界の明日から 2話 感想&考察!瞳美が見た絵と学校の描写

第2話「魔法なんて大キライ」

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ーまた見せてよ、魔法。星とか出せるのって結構すごいと思うよ。(唯翔

 

話はじっくり進んでいます。人間関係にもわずかな進展が見られ、瞳美の魔法にもわずかな進歩が見られました。相変わらずトップクラスの作画です。

というわけで色づく世界の明日から第2話「魔法なんて大キライ」の感想と考察を書いていきます。2話までのネタバレがありますので未視聴の方はご注意を!

色づく世界の明日から 2話のあらすじ・ネタバレ

唯翔と再会した瞳美は唯翔にもう一度絵を見せてくれるよう頼みますが、瞳美を侵入者と思いこんでいる唯翔はその場を去ってしまいます。

アズライトを返してもらった瞳美は月白家の勧めもあり、高校に行くことになります。どうやら日本にいた際、琥珀は学校で魔法を使いやりたい放題だったようで、瞳美も周囲から避けられてしまいます。

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昼休み、瞳美のクラスに写真美術部の面々がやって来ます。唯翔の部屋から瞳美が脱出したことを見ていた人たちの噂話が聞こえてきます。

唯翔は「瞳美を信じるために魔法を見せてほしい」と告げます。瞳美が使った魔法は星を出すだけの簡単なものでした。期待外れということで周りの人々はその場を去りますが、胡桃とあずさは瞳美をフォローします。

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瞳美は胡桃たちに誘われ、写真美術部の見学をすることになります。見学が終わり、一同と別れた瞳美は屋上にいる唯翔へ会いに行きます。

「絵をもう一度見せてほしい」と頼む瞳美。絵を見た瞳美の表情は色が見えたとも見えていないとも取れる表情で…。

それでも別れ際、唯翔は瞳美に「また魔法を見せてほしい」と告げます。この言葉に動かされたのか、瞳美が魔法で出す星の量が増えました。その様子を見ていたのは部長の将でー。

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以上です。

2話の感想と考察

まったり進むがゆえの唯一の弊害は考察として書くことがあまりないことです(笑)
1話時点での考察は1話の感想記事をご覧ください!

www.anime-kousatsu.com

瞳美に色は見えたのか?

ラストシーンで描かれた瞳美が唯翔の絵を見た際の瞳美の反応は微妙なものでした。色が見えたとも取れますし、見えなかったとも取れる反応です。

色が見えたと思われる根拠は瞳美の綺麗な瞳と、その後の魔法です。唯翔の絵を見た瞳美の目の色は本当に綺麗で美しくて。”キラキラしている”という言葉がぴったりです。

また、帰り際に靴置き場で魔法を使用していました。これは唯翔のカラフルな絵に感銘を受けたからでは…とも考えられます。

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個人的には色が見えなかった方に一票です。1話で色が見えたことで涙を流すほどの感情を見せていた瞳美が冷静にタブレットを閉じるということはつまり…。

また、瞳美が絵を見ている際の美しすぎる空が嫌な予感を増幅させます。瞳美にはモノクロの世界しか見えていないことへの対比がこの空だったのではないかな、と。

1話から綺麗な風景→瞳美目線のモノクロ風景という切り替わりは多用されていますし、ここでカラフルな風景と瞳美の見る白黒イラストが対比されていてもおかしくありません。

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となると、瞳美の中で一瞬色が戻ってきた1話は何だったのでしょうか。考えられることとしては

新作の絵でないと唯翔の絵から色を見ることはできない
書きかけの絵でないと色を見ることはできない

ぐらいですが…。どちらもしっくりくる考察ではありませんね。うーん、分からん。

瞳美を過去に送った理由は秘めた魔力の解放か

2話で明かされた貴重な情報は、瞳美にも強い魔力が秘められているということです。

瞳美の曽祖母手紙には強い力を持っている、って書いてあったのに

 

このことから、瞳美は魔法を使えないだけであり、魔力は十分に備えていることが分かります。ここで思い出したいのは公式PVの文言です。

www.youtube.com

 

PVの中で「少女は”私は幸せになってはいけない」という魔法をかけた、という文言があります。少女=瞳美であるとすれば、過去に自身にかけた魔法によって自らの魔法を封印してしまっている可能性がありそうです。

 

2話の最後で、昼間に行った魔法よりも星が多く出ていたことから

瞳美は自信が付いたり、誰かに励まされポジティブになると魔力が上がる(=魔法の使用が可能になる)

のではないでしょうか。現に星が増えただけでなく、街路灯も点灯していました。

 

1話の記事でも書いたように、魔法にも色があることを考えると、魔法を使えることで瞳美の色覚も戻ってくる可能性が高いです。そして、それこそが琥珀の願いなのでしょう。

そうであるならば。琥珀は60年前を共に過ごした素晴らしい友人たちであれば、瞳美のかけがえのない友人になり、瞳美をポジティブにさせてくれるだろうー

そう信じて瞳美を過去に送り込んだのではないでしょうか。琥珀が共に過ごした友人たちは琥珀のお墨付きです。彼ら・彼女らの素敵な性格を知っているからこそ、大切な孫を過去に送った、と考えると方々で説明がつきます。

学校という特異な場所を上手に描いたシーンの数々

印象的な描写として挙げておきたいのは転校生である瞳美を好奇の目で見る学生たちです。

珍しい人、変わっている人を少し遠巻きに見る学生たち。

誰かが何かをする際に、野次馬のようにスマホを持って集まってくる人たち。

あげくには「自分の方が上手に星を出せる」と周囲に自慢をする女子生徒。

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学校と言う特異なコミュニティをほんの数分で表現して見せました。この場面を見て何だかなぁ…と思った人も多かったと思いますが、だからこそ善意で接してくれる写真美術部のメンバーの言動が一層映えます

多くの学校を舞台にアニメを作ってきたからこそできる表現です。瞳美が逃げ出してしまうところまで、学校の「明」の部分と「暗」の部分がいかんなく描かれているように感じました。

感想:琥珀が来てからが本番?恋愛物語としてはどうなるのか

不器用な瞳美、唯翔が少しづつ距離を深めていくのがいいですね…!ただ、最後は将が瞳美を見ているシーンもありスムーズに唯翔と一緒になる、とは言えないかもしれません。そもそも唯翔=祖父説が濃厚だしね!

 

琥珀が戻ってくると一気に物語が動きそうです。琥珀に魔法を教えてもらうのかは分かりませんが、琥珀の性格を考えると瞳美はますますポジティブな気分になりそうです。

瞳美が徐々に魔法を使えるようになっていく展開にも期待です。

アニメ「色づく世界の明日から」2話感想まとめと3話に向けて

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BDなぎさんのED、よかったなぁ。歌詞も映像も素晴らしかったです。

ストーリーは次回もゆっくり進んでいきそうな予感です。少し気になったのは、琥珀が60年分溜めた魔力が尽きると瞳美は強制的に元の時代に戻るのでしょうか。

仲睦まじくなったタイミングで引きはがされそうな気が…。そんなこんなで第3話は「No Rain,No Rainbow」です。それでは、この辺で。

 

【追記:3話の感想を更新しました!】

www.anime-kousatsu.com