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ケムリクサ 3話 感想&考察!体内の葉とわかばの秘密とは?物語のエンディングが読めた!?

第3話

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ーあれがいわゆる”毒”かにゃ?毒だな。(りつ&りな

 

情報が多くて本当に面白いですね!多くのアニメでキーになる3話を平和に済ませたことで、かえって嫌な予感が。うわぁ、この先、めっさ気になりますぅ~!

というわけで、ケムリクサ第3話の感想と考察になります。3話までのネタバレ、ならびにたつき監督がTwitterで公開している0.5~0.9話のネタバレを含むので、未視聴の方はご注意を!

ケムリクサ 3話のあらすじ・ネタバレ

一同は二島を目指し進みます。過去の「島越え」を思い出しブルーになるりんをりつが励まします。列車が通行する線路はりなが作ったものだそうです。

青い「壁」を乗り越え、二島へ到達します。しかし、二島にも水の反応はありませんでした。りつがせき込み、りんとりなも水を飲んで休憩することにします。

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そのまま二島の探索を行います。島には廃墟となった遊園地が残されています。旅の中で姉妹には葉っぱがあり、この葉こそが各キャラの”核”になることを知ります。

更に、りなは「りなたち以外の”人”は見たことがない」と言います。そして、姉妹は一島で”最初の人”から誕生し、その人は姉妹の誕生と同時に命を落としていました。

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わかばは白いケムリクサを見つけ、においを嗅ぎ食べます。わかばがケムリクサ好きであることを知ったりつは、りょくが遺したケムリクサをわかばに渡します。

不意に地割れがおき、列車内の物が落下します。落下する黒い物体をわかばがキャッチします。それはりんにとって大切な物。りんはわかばに拾ってくれたお礼を伝えるのでした。

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以上です。

3話の感想と考察

一言、こんな物語を考え付くというのがものすごいことだと思います。

正直書こうと思えば無限に考察要素を羅列することになってしまうので(笑)、当ブログでは原則として見出しは5つまで(目安は4つ)に押さえて書いていこうと思います。

体内にある葉っぱとその性質

3話で明かされた情報の1つ目が2話でも描写されていた各キャラクターの体内にある葉っぱの正体。

3話内でりなが「ここさえやられなければ大丈夫」と言っていたので、人間でいうところの心臓、つまり核のような部分だと思われます。

 

この葉っぱについて整理すると

〇葉っぱが「乾く」か「壊れる」ことでりんたちは命を落とす?
〇葉っぱを潤わせるためには大量の水が必要。
葉っぱは1つではなく、複数個持つことが可能である

といったところでしょうか。1つめや2つめは植物と重なる点があります。やっぱりりんたちは普通の「人」ではないということが読み取れます。

 

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キーになってきそうなのが3点目です。りなはその個体自体の葉(例えば「りなっち」としての葉)と、「りな」としての葉を持っています。

そして、りんは自分の葉、りょくの葉、最初の人の葉を持っています。葉っぱがその人の核なのだとすれば。りんは少なくとも3つの特性を持っていることになります

 

たつき監督の0.5話の中で、りょくは「危」という字を見ているシーンがありました。そう、文字を見て(読んで)いるのです。

前回、りつはりんについて「りんのする選択はいつも正しい」という旨の発言をしていました。

自分は1話の記事で”りんは視覚が優れている”と書きましたが、今はそれが少し間違いなのではないか?と思っています。

www.anime-kousatsu.com

 

りつの発言から元々りんが優れていたのは、「第六感(直感)」であり、「視覚」の優位性は散っていったりょくから得た物であるーと考えるのが自然ではないでしょうか。

こう考えると、りんだけが恋に落ちていることの説明もつきます。「最初の人」がどんな存在だったのかは不明ですが、彼女らの起源は最初の”人”だったわけです。

人は恋をします。その最初の恋をする存在である”人”の想いを受けついでいるからこそりんだけが恋をするのではないでしょうか

 

まとめると、

姉妹は誰かの葉を受け継ぐことで、その人物の長所も受けつぐことができる

という説が濃厚だと思われます。

わかばの知識のアンバランスさと再燃する「姉妹の生き返り説」

続いては、謎多き少年わかば。彼について判明したことは

〇「魚」を知っている
〇「遊園地」を知らない
においをかいで、白いケムリクサを口にした

といったところです。

 

1つめと2つめについては妙な引っ掛かりを覚えます。

どうして魚の存在を知っている人が、遊園地やジェットコースターを見てそれが遊園地だと分からなかったのでしょうか

 

そして、3つ目。わかばはにおいを嗅いでいます。

これはものすごく大事な要素で、各姉妹の得意分野をまとめると

・りつ=聴覚
・りん=直感+りょくから得た視覚(と思われる)
・りな=味覚
・りく=触覚(0.8話にて判明)
・りょく=視覚
・りょう=消去法で嗅覚

となります。

 

そう、嗅覚は既に命を落としたりょうの得意分野です。更に、りなの「わかばは目が良いんだな!」発言、温度察知能力から

わかばは命を落とした姉妹の長所をすべて受け継いでいる

と思われます。

 

だからこそ、白いケムリクサの匂いを嗅いだ際、りんが(しかしアイツさっき匂いがどうの…あれは…)という回想をしたのでしょう。

彼女は、りょうのことを思い出したから

 

それ以外にも、わかばは度々りく達に重ね合わせられる場面があります。

葉を光らせることができるのはりくだけだとりつが言っていましたが、わかばも光らせています

これはもう、わかば=散っていった姉妹の「蘇り」と見るしかありません

 

そういえばこれも…(2話の内容ですが)

りなの特性を整理する

続いて、りなの特性を整理します。上でも少し述べましたが

〇たくさん食べることで増える?
りなには過去の思い出が無い?

という2点が3話では見られました。

 

2点目については、列車の中でりつとりんが昔話をしている中、りなだけはその話を知らないというエピソードがありました。

一緒に旅をしていたはずなのにどうして…。

一方で、「二島から先はもっといろいろあるな!」と言うなど、全ての記憶が無いというわけではない様子です。

 

再び、自分の別のツイートを引用します。

0.x話のエピソードで、 順に島を動いているのだとすれば、りなが分離することによって記憶も分割され、それぞれの持つ記憶の量が小さくなったのでは?と考えられます。

食べることで増えること、記憶が無いような描写があったこと。りなからも目が離せません。

”大切な物”が示すハッピーエンド?への道筋

作中では最後の考察点になります。地割れが起き、列車の中から黒い石のようなものが滑り落ちました。

これをよく見ると、根のようなものが映っています。

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はい、どう見ても5つあります。本当にどうもありがとうございました。…亡くなった姉妹の数(りょく、りょう、りく、りな×2)と一緒ですね。

各キャラの心臓が葉だとすれば、根は身体そのものでしょう。骨といってもいいかもしれません。この黒い石はお墓と捉えてよさそうです。

それを大切に取ってあるということは。もしかすると、この物体をどうにかすることで亡くなった姉妹が元に戻る可能性があります

 

しかし、散々述べてきたようにわかばは失われた姉妹の蘇りの姿である可能性が高いです。であるならば、りょくたちが戻ってきた場合わかばはどうなる…?

 

もしかすると。もしかすると。

りんの言う「最初の人」ってわかばだったんじゃないでしょうか。

姉妹が命を落とすごとに、彼女らの力を受けつぐ「人」の力が強くなり、何らかの力でそれを開放+黒い石にそれを浴びせることで姉妹は再び生まれる。

 

一方、

その代償に「人(=わかば)」は命を落とし、その姿は「植物(みどりちゃん)」へと生まれ変わるーーー

物語の筋は完全に通っていますが果たして…。無限ループって怖くね?

りんとわかばはOPを見る限り、2人っきりになると思われます。最後にりんがする選択は5人の姉妹なのか、それとも恋に落ちたわかばになるのでしょうか

EDに見る「散った者」と「去りそうな者」

おまけとしてEDの描写をいくつか整理。最初は6姉妹がツタのようなものにぶら下がっており、彼女らが順番に消え、わかばが登場するという流れです。

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後ろのオブジェの動きまでは考察しきれていませんが、ぱっと見て目につくのは既にいない3姉妹がいなくなった後、りつを支える線の太さが一気に細くなったことです。

3人がいなくなり負担が増えただけなのか、それに伴ってりつに何らかの異変が起きたのか。おそらくこれは彼女の生命力を表しているものだと思われます。

やっぱり次に去っていくのはりつなのでしょうか…?

アニメ「ケムリクサ」3話までの感想まとめと4話に向けて

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TVアニメ「ケムリクサ」エンディングテーマ『INDETERMINATE UNIVERSE』

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というわけで、ケムリクサ3話の感想・考察記事でした。

今期の記事としては、ようやく書き終えた後に爽快感を感じられる記事(手ごたえがあるという意です)に仕上がったと思います。

EDも明かされ、ここから更に物語が急展開していきそうです。残り2か月ちょっと、全力で楽しんでいきましょう!それでは、この辺で。

 

【追記:4話の感想と考察はこちらから!】

www.anime-kousatsu.com