ケムリクサ 5話 感想&考察!緑のケムリクサの効能とりくを徹底解析
第5話
ーお前、また何かしたのか!(りん)
このファインティング・ポーズがお気に入りです。
水曜日という辛い曜日を楽しみにしてくれるケムリクサに感謝、感謝…!毎話引きが上手いのがすごいですよね。次回がめっさ気になる~!
というわけで、ケムリクサ 第5話の感想と考察になります。5話まで、ならびに0.5話~0.9話(たつき監督Twitter公開分)のネタバレを含むので、未視聴の方はご注意を!
ケムリクサ 5話のあらすじ・ネタバレ
わかばも自身で見つけたケムリクサ(うすいろちゃん)を育て始めます。過去の旅の中で、電車は五島で、みどりの枝は六島の壁で見つけたとのことです。
りつはみどりの葉を何枚かわかばに渡します。葉が音を出したことから、わかばが折れた柱にみどりの葉を投げたところ、折れていた柱が元に戻りました。
出発しようとしたところ、車輪が1つ外れていることに気が付きます。倉庫を見つけたわかばは付いてきたムシの助けとみどりの葉の力で、列車を修復します。
自分が戦えない中で育ててきたみどりが役に立ったことで、りつは泣いてしまいます。こうして動き出した一同は六島にある崖を発見します。
進む中で、先ほどの白いムシが再登場します。ムシは「ワカバ」を認識し、去っていきました。そして、”六島の穴”に入る前に列車の中で休むことになります。
眠っているりんの姿に赤面したわかばは1人外に出ます。大量にあるケムリクサを追い求めるうちに道に迷います。その先で、彼が出会った人物はー。
以上です。
5話の感想と考察
りつまで毒におかされるほのぼの回でしたが、最後のシーンをはじめ、気になるポイントはたくさんありました。1つ1つ整理していきましょう!
また、今回はいわゆる「溜め回」的な要素が強かったため、いつも以上に「疑問を提示すること」に主眼を置いて記事にしていきます。
緑のケムリクサについて:効能を考察する
まずは、5話でのキーアイテムになったみどりのケムリクサについて。作中では、折れた柱を直したり、壊れた列車の車輪を修復したりする効能が見られました。
これまでは、みどりの葉は主に「アカムシの撃墜(=無効化)」に使われてきました。
わかばの言う通り、みどりのケムリクサの効能が”修復”だとすれば、アカムシを倒しているのではなく、白いムシがアカギリに覆われた姿を治していることになります。
そして、みどりが使われた場所といえば、りんが1話でわかばを「処分」しようとしたシーンです。確かに、この際にわかばの傷は治っていますが、
りんがみどりを使った際に後ろの建造物(祠?)もぶっ飛んでいる
ことが分かります。
このことから、
みどりの効果=単純な修復とはいえない
可能性が非常に高いです。
それでは、みどりの葉の効果は一体何なんでしょうか。
①対象の時間を巻き戻す効果
シンプルに考えると、この結論に達します。折れた柱もまるで”元に戻っているかのように”形が修復されました。わかばの傷も”無かったもののように”なっています。
さらに、「六島の壁にはみどりちゃんの枝があった」というりつの発言から、六島はみどりの力が蔓延している可能性があります。
この力によって、亡くなったと思われていたりくの時間軸が戻ったと考察できます。
②りん(赤い人)が使うと攻撃の効果、わかば(緑の人)が使うと時間を戻す効果?
使う人によって効能が違うという案も捨てきれません。ただ、祠のくだり以外は、”時間を戻す効果”と読み替えても差し支えない効果ばかりが見られます。
そして、「時間を戻す説」が真実なのだとすれば、一島の祠が消えて無くなっていることから、祠は本当は存在していないものだった、ということにもなりそうです。
祠は神をまつるための物です。いや、もしかすると、この世界自体がー。
りくが登場した理由とその正体
最後の最後に登場したパーカー姿の少女。たつき監督の0.x話シリーズを見ていれば登場してくるキャラで、正体はりくという少女です。
3話の記事でまとめていますが、りくは触覚が優れているキャラクターになります。
りつやりんの会話を聞いていると既に亡くなったと思われていた存在です。しかし、彼女はわかばの前に現れました。りくの正体とは…?
①本命:わかばの夢である
身もふたもないですが、真相はこれなのではないかと(笑)
わかばが列車を出るシーンは違和感があります。わかばはケムリクサをいじる→りなを寝かせる→りんに赤面する→列車を出るという流れで行動しています。
列車を出る前、わかばは「めっさ寝てた」と言っています。…わかばって寝てた?
当ブログの考察の主軸である「わかばは亡くなった姉妹の蘇り説」。
彼がそんな存在なのであれば、夢の中で自分を作る成分である姉妹と話すこともできるのではないでしょうか。
②対抗:みどりの力で空間の時間が巻き戻り、りくが復活した
上記のみどりの効果とマッチングさせて考察すると、この結論が出てきます。既に述べたように、六島はみどりを発見した島です。
その島であれば、みどりの力が島中に残っている可能性もありますし、廃墟の中の時間が戻されて亡くなったりくが”戻ってきた”と考えられそうです。
③対抗:失われた姉妹から生まれたわかばとりくが「分離した」
2話からあげている「わかば姉妹蘇り説」。もし、これが正しいのだとすれば、みどりの力と合わせて今回のことにも説明が付きそうです。
・わかばはりく、りょう、りょく、りな×2、(最初の人)の意志を継ぐ者である
・わかばがみどりを使用した
→修復、もしくは時間が戻る効果が自身に発揮され、自分の一部であるりくが、わかばの身体から分離(=時間の巻き戻し)した
…と。しかし、わかばが自分自身にみどりを使っている描写が無かったため、やや弱い案となってしまうのが残念です。
白いムシと映った文字
新キャラクター?として登場したアカギリが無効化された白いムシ。4話のラストでりんがお見舞いしたパンチから登場したあいつです。
車輪を持ってきてくれたり、「ワカバ」を認識したりと知能がある様子です。
4話の「カンリイロケンシュツ」の文字と合わせて考えると、このムシはこの世界の管理者をわかばだと理解したのでしょうか。
で、気になるのはわかばだけは白いムシの文字が読めていたということです。
りなは「あいつ何1人でしゃべってるな?」と言い、りんも同意していたことから2人は文字が読めないはずです。
…ここでも、わかばは文字が読めるりょくの能力を引き継いでいることになります。
とりあえずは「敵」にはならそうな白いムシ。
最後に「タスカル?」と残していったことから、今後地図を持ってきたりと一同の助けになる働きを見せてくれるような気もします。楽しみです。
わかばは何に気が付いたのか?
めっさ気になるのに、どうしても説明が付かないのがこのシーン。わかばがアカギリを見て「何か」に気が付いた素振りを見せますが…。
わかばにはここに何が見えてるっていうんだ…?
考えられるのは、アカギリの”向こう側”が見えたのでは?という案です。
元々、アカギリには不可思議な部分が多くて、アカギリを超えた”向こう側”には何があるのかは明かされていません。
それでも、「赤霧」なのだから、”向こう側”はあるはずで。
そして、アカムシを倒したと思っていたこれまでのシーンが、全てアカギリを無効化orアカギリに憑りつかれる前の状態に戻しているだけなのだとすればーー。
このアカギリにみどりの力をぶち当てれば、世界が元に戻る可能性も…ある!
もう1つの案としては、わかばにだけしか見えていない(視聴者サイドにも見えないもの)があるのかもしれない、というものです。
やたら五感が鋭いことから、第六感も優れており、見えないはずのものまで見えている…と。何それ、怖い。
そう考えると、5話の最後に出会ったりくについても、他の姉妹には見えないりくをわかばだけが感知した…という可能性も出てきます。
感想:和む素敵なシーン3連発!
考察要素を深掘りするのもめっさ面白いですが、りつ・りん・りな・わかばの姿を見ているだけでも十分楽しいのがこの作品の良いところです。
①手を繋ぐりん&りな、早口オタクトークに勤しむりつ&わかば
目に見えるすべてがかわいらしいという奇跡的なワンショット…!
りんとりなが手を繋いでいるのも素敵ですし、みどりの話題になると早口トークになるりつねぇ。そして、りなむがすごい体勢で寝ているのも気になりますw
②毒におかされるりつ
とうとうりつまで赤面させてしまった漢・わかば。何このハーレム系ギャルゲーみたいな展開。そこ代われよ、わかばぁぁぁ!!
もっとも、りつについてはみどりを褒められたことによる反応な気もします。
いちいちりつに何かある度にりんがわかばに怒っているのが、いっそうりんのかわいさを引き立てていますね。
③寝相が悪いりなと寝かせるわかば
完全に兄と妹の図だ…!りなにも、姿勢よく寝るタイプと寝相が悪いタイプがいるんですね。
この後に、りんを見てわかばが赤面するところまで、列車内の休憩シーンも見どころ満載でした。
アニメ「ケムリクサ」5話感想まとめと6話に向けて
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というわけで、ケムリクサ第5話の感想・考察でした。
迷っていたBD購入ですが、前向きに検討しています。このご時世に全3巻で全話が手に入るのは大きいです。作品のクオリティも申し分なしです。
店舗特典を見て決めます。次回も楽しみです!それでは、この辺で。
【追記:6話の感想・考察は以下からどうぞ!】