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鬼滅の刃 1話 感想&考察!台詞から感じ取る義勇の優しさと憤り

第1話「残酷」

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ー幸せが壊れるときにはいつも…(炭治郎

 

ストーリーもさることながら、背景描写が凄くて引き込まれる導入でした。物語としては事前の情報通り、かなり重たいものになってきそうです。

というわけで、鬼滅の刃 第1話「残酷」の感想と考察になります。1話のネタバレを含んでいるので、未視聴の方はご注意を!

(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)

鬼滅の刃 1話のあらすじ・ネタバレ

竈門炭治郎は普通の家庭の子供で、炭売りです。炭を売り、家に戻ろうとした炭治郎に三郎爺さんは「鬼が出るぞ」と伝えます。炭治郎は三郎の家で一泊します。

翌日家に戻った炭治郎は、一家が惨殺されているのを目にします。まだ温かい禰豆子を医者に連れて行こうとしますが、突如暴れた禰豆子に驚き、崖から落ちます。

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雪で無傷だった炭治郎ですが、禰豆子は炭治郎を襲います。炭治郎は禰豆子が鬼になりかけていることを悟り、同時に刀を持った冨岡義勇が2人の前に現れます。

義勇の仕事は鬼を斬ることでした。炭治郎は義勇に、禰豆子を殺さないでくれと懇願します。義勇は炭治郎を挑発するような発言をしますが、内心では「覚悟を持て」と炭治郎に伝えていました。

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炭治郎は頭脳作戦で義勇を倒そうとしますが、失敗します。禰豆子は倒された炭治郎を守るように立ち、義勇はこの2人は”何か”が違うのかもしれないと考えます。

2人が目覚めると、義勇は何もせず「左近次という老人の元を訪れろ」と伝えます。こうして炭治郎と禰豆子の旅が始まったのでした。

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以上です。

1話の感想と考察

非常に分かりやすく、今後が楽しみになる導入でした。しばらくは考察として書いていくことも少なそうなので、軽い記事が続くと思います。

それでも抱きしめるしかなかった炭治郎

1話の中でもっとも好きだったシーンは、炭治郎が目覚めた後の義勇とのやり取りです。斧を空中に放り投げた炭治郎は、義勇の回想にもあったように自分の命を捨ててでも義勇に攻撃し、禰豆子を守ろうとしています。

しかし、目覚めるとなぜか自分も禰豆子も義勇も生きていました。

 

そんな炭治郎が義勇の「起きたか?」という発言を聞き、最初にした行動は禰豆子を抱きしめることでした。

「覆いかぶさることで妹を守ったつもりか!」と義勇は炭治郎に告げています。でも、目覚めた後の炭治郎には武器も奇策も用意されていません。

何も出来ない自分だけれど、一瞬だけでも禰豆子を生きながらえさせよう。それが”覆いかぶさる”という「無駄」な行動だとしてもー。

炭治郎の行動からは、こんな彼の気持ちを感じ取ることができます。

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一度は命を捨てたはずの炭治郎が取った、せめてもの禰豆子を守る行為。それがとっさに出たことから、いかに彼が禰豆子を守り抜きたかったかが伝わってきます。

それにしても、口枷がある間は禰豆子は炭治郎を襲うことは無いのでしょうか。いつ「鬼」の力が強大になって、炭治郎を襲うか分からない状態だと怖いなぁ…。

義勇の優しさと過去

義勇は炭治郎に対して、大声で発言しますが、それらが全て炭治郎を奮い立たせるために出た言動であることは心の声の通りです。

弱者のままであれば、何もできないのだから強くなれ!というのが義勇の願いです。

 

ただ、この大声での発言は炭治郎を奮い立たせるという意味合い以外にも、禰豆子を救うことができなかった自分への後悔や憤りみたいなものもあったように感じます。

回想では穏やかに語っていた義勇ですが、自分が少し早く来ていれば救えた命を前に、自分に対してのふがいなさに怒る気持ちは想像に難くありません。

何度も、同じような場面を見てきた彼であればなおさらです。

 

一方で、自分に対する怒りだけではなく、前述のように炭治郎に強く生きてほしいという気持ちがこもった発言であるのもその通りです。

救えなかった自分への思い、だからこそ炭治郎には強くなってほしいという願いが、義勇の大声に込められています。

…大事なことを全て回想で語るのはどうかとも思いますが笑

 

義勇が優しい人間であることは、その後のシーンでも分かります。目覚めた禰豆子に羽織る物を与え、口枷をし、静かに見守っていました

公式サイトにあるように、まさに「寡黙な剣士」ですね。

また、義勇の過去も気になるところです。

何度も何度も、鬼になった人間を守ろうとして、喰われてしまった人々を見てきたようですが、義勇自身も同じような経験をしたのでしょうか

彼が鬼の討伐を始めた理由にも深いものがあることに期待です。

ifの世界と抜群の描写

サブタイトル通り「残酷」な1話だったこともあり、ifの世界を色々と考えたくなる導入でした。もし、義勇が早く訪れていれば、もし、炭治郎が家族と共にいれば…。

その中でも、炭治郎が家を出る際に「帰ったら〇〇しよう」と兄弟に告げていたのが何とも心苦しいです。叶うことのない未来を告げてしまった炭治郎は、それだけで自分を責めてもおかしくないでしょう。

ただ、三郎が炭治郎を泊めなければ、間違いなく炭治郎も禰豆子も救われなかったでしょう。義勇と出会ったことと合わせて、炭治郎にとって数少ない幸運な展開です。

 

 

冒頭で書いたように描写の美しさはさすがufoさんでした。

義勇と炭治郎が向き合うシーンの雪風吹と、血まみれになった実家の赤(暗い血)と白(明るい雪)のコントラストが特に目を引きます。

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三郎爺さんの煮物がとても美味しそうで、夜中に見た人はさぞかし飯テロに苦しめられたのではないでしょうか(笑)

アニメ「鬼滅の刃」1話感想まとめと2話に向けて

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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というわけで、鬼滅の刃 1話の感想・考察でした。

残酷な運命を背負った兄妹の物語。OP?を見る限り、ただの刀による決闘だけではなく、各々に必殺技のようなものも用意されていそうなので、そちらも楽しみです。

それでは、この辺で。

 

【追記:2話の感想・考察はこちらから!】

www.anime-kousatsu.com