荒野のコトブキ飛行隊 1話・2話の感想&考察!気になる世界観とキリエの言葉
第1話「月夜の用心棒」
第2話「さすらいの6人組」
ーおいしく食べる、楽しく生きる。これ最高!(キリエ)
想像していたのとはかなり毛色が違う作品でした。飛行機好きな人だとよりいっそうに楽しめるのでしょうか。世界観がまだ見えてこない…。
というわけで、荒野のコトブキ飛行隊 第1話「月夜の用心棒」第2話「さすらいの6人組」の感想と考察になります。2話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
コトブキ飛行隊 1話・2話のあらすじとネタバレ
2話分まとめてということで、ダイジェスト版でお送りします。
1話
食事をしているコトブキ飛行隊に「ナサリン飛行隊」が話しかけてきます。アドルフはレオナとザラを口説こうとしますが、星の数でコトブキ飛行隊が圧倒していました。
そこに敵軍の襲来があります。先にナサリン飛行隊が出動しますが、あえなく撃墜されてしまいます。遅れて登場したコトブキ飛行隊は敵軍を確実に倒します。
敵軍は羽衣を狙いますが、この攻撃も見事退けます。しかし、キリエはレオナの「深追い無用」という指示を無視し、敵のエース機?と思われる機体に突っ込んでいきます。
キリエは敵にいいようにあしらわれ、そのまま逃走されてしまいます。「昔世界の底が抜けた」というキリエの回想で幕は閉じられるのでした。
2話
キリエはレオナから前回の戦闘について怒られます。そして、コトブキ飛行隊に怪我をして入院していたチカが復帰します。彼女の性格はキリエと似ていますが、2人の仲は良くありません。
次のコトブキ飛行隊の仕事は評議会議員であるユーリアの護衛です。キリエとチカはユーリアとルゥルゥの関係性を探ります。
こうしてユーリアの護送が始まります。敵軍として現れたのは30機ものの飛燕。護衛隊が次々に倒されていきますが、コトブキ飛行隊は応戦します。
最終的には普段いがみ合っているキリエとチカのコンビネーションにより勝利することができます。しかし、どうやら基地が燃やされているようで…?
以上です。
1話と2話の感想、考察
今期は細かな設定をなかなか開示されない作品が多い気がします。例に漏れず、コトブキ飛行隊も詳細な設定がまだ見えてきません。
「世界の底が抜けた」という言葉の意味
世界観の中で一番気になるのは、1話の最後でキリエが回想していた内容です。
キリエ(その昔、世界の底が抜けて…そこから色々なものが降ってきた。良いものも悪いものも、美しいものも汚いものも、色々なものがあった。そして今、再び世界は閉じられて、あたしたちは色々なものを失いながら生きている)
この中で登場する「世界の底が抜けた」というフレーズ。これは比喩として使われているのか、もしくは物理的に世界を揺るがす何かがあったのかが気になります。
街並みが古っぽいこと(少なくとも現在ではなさそうです)、使われている飛行機が昔の物であることから、物理的に”世界の底が抜けて”、今のものも昔のものも流れ込んできた世界というイメージを持っていますがどうでしょうか。
もう1つ押さえておきたいのは、1話の戦闘でキリエが対抗心をむき出しにして倒そうとしていた敵の機体です。
ヘビのマークが描かれた敵のエース機のようでしたが…。
登場人物の家族の姿が全く描かれていないことから、家族や友人を亡き者にされたという過去があるのかもしれません(敵に倒されたのか、「世界の底が抜けた」ことによるものなのかは分かりませんが)。
実際に墓参りをしているような描写もありましたしね。
失われる資源と奪い合い
羽衣の中でユーリアとサネアツがしていた会話。その中で、とある街が10年間のうちに廃墟になったことや、それぞれの街の資源問題について触れられていました。
「世界は閉じられた」とキリエが語っていることから、この世界は現在、どことも繋がっていないのかもしれません。
つまり、新しい物や資源が入ってくることが無くなってしまった、と。そうであるならば、次に起こりうるのは今ある資源の奪い合いです。
現に、2話の最後に燃えている街並み(基地?)が映されていました。
戦闘自体も、「遊び」ではなく普通に戦闘機が墜落しているような世界です。
パラシュート等での脱出シーンも見られないことから、墜落すれば恐らく大けが、もしくは…といったところでしょう。
限られた資源や土地というものを巡って重たい戦闘が繰り広げられるのかもしれません。そうなると、政界に詳しそうなユーリアは絶対再登場するよなぁ…。
「急進派」と言われていたことから、この世界のために何かしらの行動を起こそうとしている人物であることには間違いないでしょう。
それにしても、ユーリアさんとルゥルゥさんは仲がよろしそうなことで()
コトブキ飛行隊が”強すぎる”のには理由がある?
自分だけではないと思いますが、コトブキ飛行隊が強すぎるだろ!という第一印象です。6機で格上の機体30体を損害無しで倒せるものなのか…。
演出上の都合(2話でいえばキリエとチカが同じ動きをする息のぴったりさを見せたかった)なのかもしれませんが、彼女らが非常に戦闘に優れていることへの理由付けや説明もあるのでは…とわくわくしています。
それにしてもキリエ弾切れ→背後のチカが攻撃する!というコンビネーション技はとてもよかったです。
対して、やや不満なのが敵軍を映す描写が皆無であることです。
ほとんど敵のパイロットが描かれないため、模擬戦闘を見ているような気分になり、生死がかかっているのに軽い気持ちで見てしまいます。
今後は、コトブキ飛行隊が苦戦するシーンもあるでしょうし、戦闘中の各キャラの緊迫感がもっと描かれれるとより面白い作品になるのではないでしょうか。
アニメ「荒野のコトブキ飛行隊」2話までの感想まとめと3話に向けて
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というわけで、荒野のコトブキ飛行隊1話・2話の感想と考察でした。
考察というよりは、作中で引っかかった部分を挙げていくだけの記事になってしまった気もしますが…。3・4話で一気に世界観が見えてくると思うので期待です。
更新時間ですが、基本的には月曜のこの時間(早朝)を目標にします。もしくは少し遅れて火曜の夜になる週もあるかもしれません。よろしくお願いします!
次回第3話は「ラハマの長い日」です。それでは、この辺で。
【追記:3話&4話の感想・考察記事はこちらから!】