荒野のコトブキ飛行隊 3話・4話の感想&考察!裏で手を引く人物の正体は?
第3話「ラハマの長い一日」
第4話「エリート砦」
ー私、お酒の強い人が好き…(ザラ)
他のアニメに比べて書くことないなぁと思ってたら、後半が戦闘で潰れてしまう分、物語の進展が遅いのか…。飛行機に無知な自分はなおさらです。今後も2話単位での更新にするかもです。
というわけで、荒野のコトブキ飛行隊 第3話「ラハマの長い一日」第4話「エリート砦」の感想と考察になります。4話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
コトブキ飛行隊 3話と4話のあらすじ・ネタバレ
前回記事同様、2話まとめての更新になってしまったのでダイジェスト版でお送りします。
3話
ラハマの街にエリート興業という団体がやって来ます。街で持つ”雷電”と浮世絵を交換してほしいという依頼をラハマは突っぱねますが、報復として街を攻撃しました。
3日後の再来訪に備え、町の中で対抗手段を練ります。揉めに揉めますが、エンマの強い一言もあり、コトブキ飛行隊と町全員で町と雷電を守り抜く方針を決めます。
3日後。想定と異なる方向からエリート興業が来ますが、町の自衛軍が何とかコトブキ飛行隊登場までの時間を稼ぎます。コトブキメンバーは次々に敵軍を落とします。
しかし、旋回機銃の餌食になりエンマの隼が被弾します。町長も自ら雷電に乗り込み応戦しますが、雷電が奪取されてしまいます。一同は雷電を奪い返すべく、行動を起こすのでした。
4話
雷電を取り返しに向かった一同はロータという空の駅で休憩します。そこで、空賊がロータをボロボロにしたことを知り、エリート興業の元に向かう踊り子を目撃します。
人数が欠けた踊り子に、ザラが潜入し、エリート興業に入り込みます。ザラは「姐さん」と呼ばれる浮世絵を描く人物と接触し、絵のモデルも務めます。
コトブキ隊の奇襲が始まります。更に、エリート興業内が分裂し、人事部と営業部が社長を裏切ります。ザラは裏切り部隊から雷電を守り、コトブキ隊と合流します。
ザラは人事部長を追いますが、逃げられてしまいます。こうして、エリート興業のボスは心を入れ換えることになり、ザラは姐さんの絵を貰っていくのでした。
以上です。
3話と4話の感想と考察
4話の飛行シーンは、つい見入ってしまう程の大迫力でした。あんな暗い中で狭いところを操縦しているのを見て、非常にハラハラさせられました。
エリート興業の分裂と”黒幕”の正体
1・2話とは打って変わり、コトブキ飛行隊に対抗できる存在が登場しました。
エリート興業は最終的に仲間内で分裂したものの、3話ではエンマの機体を大破させるなどそれなりの強さを誇っています。
ただ、空の駅にいたお爺さんが言うには、空の駅ロータをボロボロにしていったのは「もっとヤバそうな連中」とのことでした。
これは今後に向けて戦闘への期待が高まります…!
で、気になった点は人事部長が言っていたこのセリフです。
人事部長「しくじりましたー。怒られちゃうけど仕方ないですねぇ」
”怒られちゃうけど”と言っているということは、今回の謀反は彼らの主導…というよりは裏で手を引く人物がいたと考えるのが自然です。
そして、その人物は優秀な戦闘機である雷電を欲しています。この「手を引く人物」が、お爺さんの語っていた空賊であればよりいっそう面白くなっていきそうです。
更に、1話で見られたキリエのお墓参りのシーンや、彼女が深追いした空賊とも関係性がある存在だとすればなおさらです。
さらっと伏線を張っているのが、今後への期待を高めています。
崖の谷間を縫う圧巻の飛行描写
正直、1話では敵・味方の区別もつきにくく空戦は微妙だなぁ…と思っていましたが、3話と4話でその評価は一気に覆りました!
3話ではエンマの隼が被弾し、緊急着陸するまでの流れが、4話ではザラが人事部長を追って崖の谷間でマッチレースをしていたシーンがそれぞれ印象的です。
特に後者については、うまくザラ目線での見え方を描いていたことで、あたかも自分が乗っているような感覚になるような演出だったと思います。
迫力のある戦闘シーンがあるからこそ、それ以外の飛行シーンも映えます。太陽をバックにした5機の隼+雷電の姿は非常に美しく見えました。
キャラの過去を見せないのは「わざと」?
何と、4話に至るまで未だに
・この世界で昔何があったのか
・各キャラのバックボーン(過去など)
がほぼ見えてこない状態が続いています。
3・4話で登場したエリート興業のメンバーについても、詳細なところは見えてこないままフィニッシュしてしまいました。
それでも、断片的な情報自体は明かされています。
昔「世界の底が抜けた」ということ、ザラが色々あって今色々できていること、エリート興業の分裂を引き起こした謎の人物の存在など。
4話はザラ回だったと思われるので、今後は各キャラにスポットを当てていき、パズルのように終盤で話がつながるような展開が用意されているのかもしれないですね。
群像劇風で、順番に6人の心情を描いていく、とか…(ここまでほとんどキャラの心の中のセリフにも触れられていません)。
きっと終盤で繋がる”何か”があるはず…と願いながらこのまま視聴を続けます。
エリート興業のボスと姐さんは再登場し、今度はコトブキ飛行隊の窮地を救うのかな、という勝手な推測を立てていますが果たして。
感想:西部劇風で進むシナリオが面白い
元々その傾向はありましたが、サブタイトルが西部劇をモチーフにしていることもあり、「西部劇っぽさ」が随所に見られる気がします。
おっさんがチカを子ども扱いしたり、町全体で方針を決めて”悪”と立ち向かうような姿を見せたり、と。
自分はこの手の作品に特に詳しいわけではないのですが、こういうタイプの映画等が好きな方はより楽しめる作品なのかなと思います。
本来であれば「馬+銃」であるところを、航空機1機で代用を果たしているのも面白いですね。
それにしてもザラさんの酒の強さは異常。ウォッカ+ジンのストレートって…。
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というわけで、荒野のコトブキ飛行隊 第3、4話の感想・考察記事でした。
他の作品の記事に比べると、非常に感想成分が多くなっている気がします。いい意味でストーリーも分かりやすいので、解説する部分もほとんど無いんだよなぁ。
次回第5話は「華麗なるアレシマ」です。それでは、この辺で。
【追記:5話の感想・考察はこちらから!】