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やがて君になる 5話 感想&考察!侑・燈子のセリフ考察と夕焼けの描写

第5話「選択問題/続・選択問題」

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ー先輩の変態。(

 

どぅおおおおおおおおおおおおおおおお!!!金曜の夜中に発狂しかけるところでした。侑のジト目もゾクゾクするし、燈子の挙動がかわいすぎてダメ(語彙力)。

というわけで、やがて君になる 第5話「選択問題/続・選択問題」の感想と考察になります。5話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!

(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)

やが君 5話のあらすじ・ネタバレ

高校は中間試験前になり、生徒会は一時休止となります。こよみは新人賞に出すための小説を執筆していました。侑もまずは目の前の試験から…と気を引き締めます。

侑は試験勉強のために誰かと勉強しようとし、結局燈子と勉強をすることになります。侑は「一緒に勉強したい相手がほしかっただけで”選ばない”」と心に思います。

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試験が近づいたとある日、図書館に空き席が無く、侑と燈子は侑の家で勉強をすることになります。侑の部屋で1人になった燈子は落ち着かない様子。

侑の姉である怜のケーキを食べ、いざ勉強…ですが、燈子はやっぱり心ここにあらず。侑の攻めっ気に燈子はたじろぎ、一方の侑は冷静に燈子に対応します。

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燈子は「私は君じゃなきゃ嫌だけど、君はそうじゃないから心配」と告げます。対して侑は「先輩が一緒にいてっていうなら私はそうする」と答えました。

帰り道、燈子は怜と出会い(おそらく)自身の恋心を見抜かれます。侑は自分はこのまま変われないのだろうかという思いを持ち、自分は1人ではない、と自分に言い聞かせました。

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以上です。

5話の感想と考察

下では書いていない考察ポイントとして挙げておきたいのはこよみの小説です。侑と燈子の関係にリンクしたような内容になっている気がしてなりません。

それを読んだ侑が目覚めて…。テストが終わったら読むと語っていたので次回が楽しみです。

”そういうところ”というセリフへの考察

今回はシンプルにセリフの考察から入っていきます。圧巻のBパートの中で燈子と侑が気になる発言をそれぞれしていました。1つ目がこちら。

燈子「そういうところが心配なんだけど…でもそういうところが好き」

 

このセリフは侑の「先輩が一緒にいてっていうなら私はそうする」という趣旨の発言に対する返答です。燈子が言う”そういうこと”とは一体何なのでしょう

押さえておきたい点は、直前に侑が「私は七海先輩じゃなきゃいけない理由は無い」と明言していたことです。

 

燈子が心配していることは、侑が燈子よりも侑を必要としている人物に出会った際には、自分の元を去ってしまうだろうということでしょう。

あくまでも侑が燈子といるのは、侑のことを一番必要としているのは燈子だからという理由づけに他なりません。

 

Aパートにおいて、侑はことみの小説を読むことを快諾しました。

これは、侑が自分自身で何度も考えているように、小糸侑という人物が他人に優しい”お人よし”であることへの裏付けになっています。やっぱり侑は優しく、誰にでも手を差し伸べる存在なのですね。

そんな侑だからこそ、燈子よりも侑を必要とする存在(例えば異性の聖司のような)が現れると、彼女は燈子の元を去ってしまうかもしれません。

 

続いて、後半の燈子が好きと感じている部分です。これについては、3話で語られたように侑が燈子のことを特別視しないからこそ、「特別」だという意味合いです。

現状では侑から向いている矢印(侑→燈子)ではなく、燈子から向いている矢印(燈子→侑)に対し、侑が燈子を気遣っているだけにすぎません。

以前から書いていますが、今後侑→燈子という感情が生まれてしまった際の燈子がどのような反応をするのか楽しみでもあり怖い部分でもあります。

 

誰のことも、燈子のことも特別に思わない侑だからこそ、好きなんだけれど自分の元を去っていく不安感もあるー

という燈子のジレンマを抱えた発言だったわけですね。

「心臓が選んでくれたら」の想いと現実

続いては侑のセリフです。燈子が帰った後(彼女は侑の寝顔写真をゲットして暴れています)、侑はプラネタリウムを映し出しながらこう思います。

「心臓が選んでくれたらいいのに…」

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この侑の思いは、昼間に燈子が語っていた「今、心臓すっごいドキドキしてる」という発言を踏まえたものだと思われます。

直前では、侑は”燈子は自分のことを好きなのに、自分は変われないのだろうか…”という思いを持っていました。自分は誰のことも特別に想わないままなのだろうか、と。

だからこそ、侑は燈子のように心臓がドキドキすれば自分にも「特別」が分かるのではないかと考えます。好きだから、特別だから心臓がドキドキするものですが、それを逆に追っていけば特別に近づけるだろうという侑の苦しい思いが分かります

 

ですが、侑にとっての「特別」はもう1人しかいません。侑が眠る直前に思い浮かべた人物は燈子ただ1人でした。

4話まででは確証が持てませんでしたが、少なくとも5話の最後のシーンでは侑は既に「特別」に近づいています。ただし、侑はそれをまったく自覚していません。

 

侑が「特別」を知らないことにしたいのであれば、「心臓が選んでくれたらいいのに…」という発言の後にプラネタリウムを消しEDに入る演出で十分です。

しかし、その後わざわざ燈子を映し出し、もう1度「選んでくれたらいいのに…」と侑に思わせて5話は幕を閉じます。

 

どのタイミングでそうなったのかは確証が持てませんが、既に侑は無自覚のまま燈子を「特別」に思いつつあるのでしょう。

もちろん、自覚は無いままなので急に2人の関係性が動く可能性は低いと思いますが、重要な物語の転換期になる描写だったように思います。

物語は安定期へ?~いつも転換期は列車と踏切?

Aパートの帰り道で登場した列車+踏切+夕焼けの描写。この場面を見て2話のキスシーンを思い出さなかった人はいないでしょう。

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2話の美しすぎるキスシーンはとにかく印象的です。あくまでも予想に過ぎませんが、このアニメで場面が転換する際には必ず列車が出てくるのでは…とまで思います。

今回の話は起承転結でいうと「承」に当たるように感じます。それは1つ上の見出しでも書いたように侑が無意識に「特別」に近づいていく、という意味合いもあると思いますし、物語が少し落ち着いていくことへの表れなのかもしれません。

 

主要キャラが揃い、5話はこれまでと比べると燈子・侑の仲睦まじい(?)姿が多く描かれました。ここから数話は侑が「特別」を実感する物語になり、今回のようなニヤニヤ必至のお話が続く気がします。

言うなれば、物語は「安定期」に入ったのではないかな、と。

物語のはじまりを告げたのが列車と踏切であったように、場面の転換期には常に列車と踏切があってほしい。2話のあのシーンが強烈だったからこそ、そんなことを考えました。

今回の好描写:夕暮れの部屋と表情

ぜひとも紹介したい描写が侑の部屋での一幕。上の方の見出しでもさんざん書いた「そういうところが心配なんだけど…でもそういうところが好き」の直前のシーンです。

侑に「先輩が一緒にいてっていうなら一緒にいる」と言われた燈子の顔は少しづつ赤らんでいきます。それに合わせるように窓の外の風景も赤みを帯びていきます

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分かりやすい表現ではありますが、きっちり分かりやすく(それでいてさりげなく)風景とキャラクターの心情をリンクさせています。丁寧な描写は本当にこの作品の魅力を何十倍にも引き上げています。

ところで、窓の外が夕焼けになっていく描写といえば1話でも見られました。

www.anime-kousatsu.com

 

1話の時点では夕焼けに切り替わっているのは、時間の経過を示したものではないかと書きました。

ただ、ここまで見て1話で外が夕焼けに変わっていったのも燈子の心情とリンクしていた描写なんじゃないか…と思っています。燈子が侑に惹かれたことを示した描写が夕方の綺麗な空だったのではないかな、と。

となると、今後も燈子の心が奪われていくシーンで夕焼けは登場するのでしょうか。楽しみです。

かわいすぎる七海燈子さんの表情と悶えポイント

最後に燈子の表情を何個か紹介して締めたいと思います(笑)

 

①侑の布団を感じる燈子先輩

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前者は完全に匂いをスーハ―している燈子先輩です。絶対やると思った。

後者はプラネタリウムの機械がきちんと部屋に置かれているのを見た燈子の表情です。個人的にはこちらの表情の方が好きです。

 

②身構える燈子先輩

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侑が変な期待をさせてしまったことで、燈子が身構えてしまうシーンです。

自然な流れで自分の胸を触らせようとした燈子先輩はやっぱり策士ですね…。これは「変態」と言われても致し方なし。

 

③寝顔を家宝にした燈子先輩

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落ち着け七海燈子!!わちゃわちゃしているシーンを永遠に無限ループしたい気持ちになりました。この日の翌日から彼女の待ち受け画面は侑の寝顔になりましたとさ。

…これ見る限り、怜は燈子の侑への気持ちに気が付いているんだよなぁ。

アニメ「やがて君になる」5話感想まとめと6話に向けて

5巻セット+イラストカード付きコミックほしいいいいいいいいいいいいい!!でも買っちゃうと絶対に読んじゃうのでアニメ終了まで我慢です…。最終話が終わった瞬間に全話購入させて頂きます。

というわけで、やが君5話の感想・考察でした。いつも以上にニヤニヤできる場面も多く大満足です。侑の心情が少しづつ変わっていっていることにも目が離せなせません。

記事中でも書いたように数話はこんな感じで進むのでしょうか。6話も楽しみです。それでは、この辺で。

 

【追記:6話の感想と考察を書きました!】

www.anime-kousatsu.com